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【訃報】シンリンオオカミ「ユウキ」 円山から徳島へー15年の生涯

(Yuki the Timber Wolf , male 15 years old, Tokushima Zoo, 2026.06.13)
とくしま動物園のシンリンオオカミ「ユウキ」(オス)が、2026729日(水)の朝4時15分に15年の生涯を終えたとのこと。老衰によるもので、担当者と獣医師に見守られながら静かに旅立ったと伝えられています。ユウキは201159日に円山動物園で誕生し、201512月10日にとくしま動物園へ移動、その後も多くの来園者に愛されたオオカミでした。先月とくしま動物園に訪問した時の、元気そうなユウキの姿が、まだ生き生きと脳裏に浮かびますが、懐かしい写真や映像と共にユウキを偲びたいと思います。

とくしま動物園HP シンリンオオカミ「ユウキ」永眠(2026年7月29日)
とくしま動物園HP シンリンオオカミ「ユウキ」の献花台設置(2026年7月30日)

ユウキ(オス/上)とショウ(オス/下)は同腹兄弟で誕生しました。ショウは現在円山動物園で飼育されているジュリ(メス)とカエデ(メス)の父にあたります。

シンリンオオカミ ユウキ(オス)
2011年5月9日 円山動物園生まれ 父ジェイ 母キナコ
2011年7月9日 命名式が開かれ愛称は「ユウキ」と発表される円山オオカミず 312
2015年8月9日 群れとは別飼となる
2015年12月1日 とくしま動物園へ移動の発表
2015年12月9日 13時50分まで展示 屋内収容後、麻酔による檻取り
2015年12月10日 円山動物園を朝出発、19時頃とくしま動物園へ到着 とくしま動物園HP 到着時の写真
2015年12月23日 とくしま動物園で公開始まる とくしま動物園HP
2026年7月29日 15歳で永眠(老衰)

生まれた場所は放飼場の片隅。野生動物らしく地面に穴を掘って巣穴を作りました。観覧制限のためのコンパネが張られ、人止め用のコーンバーも設置されました。

生まれて間もない頃は、まだ全身が黒い毛に覆われている赤ちゃんオオカミ。
母キナコ(2000年4月12日生まれ)は2010年に初めての子ルークを出産し、2011年にユウキとショウを出産。高齢に差し掛かっていましたが、立派に3頭を育て上げました。

オオカミの授乳シーン。授乳している期間も限られているため、とても貴重な場面でした。

ジェイ(オス) 2005年4月25日富山ファミリーパーク生まれ→円山動物園 2022年5月3日死亡(17歳)
キナコ(メス) 2000年4月12日到津遊園(現到津の森公園)生まれ→円山動物園 2013年1月8日死亡(12歳)
ルーク(オス)  2011年5月14日円山動物園生まれ 2019年5月8日死亡(7歳)
ショウ(オス) 2011年5月9日円山動物園生まれ→平川動物公園 2025年12月13日死亡(14歳)
ユウキ(オス) 2011年5月9日円山動物園生まれ→とくしま動物園 2026年7月29日死亡(15歳)

ユウキが4歳から15歳までの11年あまりを過ごしたとくしま動物園は、いつも節目を大切にお祝いされている動物園。展示場そのものが、歩んできた歴史を感じられる場所です。

ファンの方からのパネル。

今年5月9日には15歳の誕生日を迎え、もちろん15歳パネルも作ってもらいました。

以下の写真は2026年6月13日、15歳1ヶ月のユウキです。
6月ともなると、気温がじわじわと上昇しており、ユウキは放飼場をあちこち移動しながら、午前中からお昼過ぎまでは体を休めていました。

昼寝から起き上がるユウキ。

ガラス前で排泄。換毛期のため、毛が乱れています。

この日の入園券はユウキの写真入りでした。入園ゲートにもユウキの写真。

赤ちゃんの頃から見ている個体は、やはり思い入れもあるもので、特にジェイとキナコの家族には、たくさん幸せな気持ちにさせてもらいました。

あのワイワイと賑やかだった5頭が、皆旅立ってしまったことは寂しくもあり、それだけの月日が過ぎたのだなあと実感しています。

今回あらためて誕生当時からの写真や映像を見返しましたが、ひとつひとつがかけがえのない記録でした。両親、兄弟との触れ合い、成長、衝突、独立、どれもが、ユウキという一頭のオオカミの生きた証です。

誕生直後から亡くなる約1か月前までの映像を時系列でまとめました。
成長の軌跡を振り返りながら、ユウキを偲ぶ時間になればと思います。

15年間、本当にありがとう、ユウキ。
甥っ子、姪っ子たちも、見守ってあげて下さい。

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