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旭山動物園のシンリンオオカミ ケンの訃報


旭山動物園のシンリンオオカミ、アルファオス(リーダー)のケン(13歳)が、10月10日(土)のお昼に亡くなったそうです。2007年にカナダから来園し、2011年からは子どもたちも増え、立派なリーダーの姿を見せてもらいました。旭山のオオカミは、一日に数回は遠吠えをするので、来園者を惹きつけ、心に残る場面を見せてもらっていると思います。その群れ(パック)をまとめていたのがケンだったのです。
旭山動物園HP シンリンオオカミのケンの訃報


6月23日家族で遠吠え。一番左がケンです。末っ子のオス、ノチウ(手前中央)に指導していたケン。


最後にケンを見たのは、前回訪問時の2020年8月28日。まだ夏毛が抜けきらず、ゆっくりとした足取りで歩いていました。


皆が檻の部分で体を擦るので、自然とフェルトが出来て巻き付いていたのが、面白かったですね。家族みんなのニオイがついてます。旭山オオカミずのフェルト。


【ケン】
2007年5月1日生まれ (カナダ)
2007年10月 旭山動物園に来園
2011年5月4日 マース(αメス)との間に3頭誕生(チュプ(メス)、ヌプリ(オス)、レラ(メス))
2012年4月24日 2頭誕生(カント(メス)、ノンノ(メス))
2014年5月6日 2頭誕生(ミナ(メス)、ワッカ(メス))
2015年4月28日 2頭誕生(ノチウ(オス)、フミ(メス))
2020年10月10日没

9頭の子供たちのうち、ノチウ、レラ、ワッカ、ヌプリは現在も旭山在住
ヌプリは、園内の別舎にてアオイ(東山から来園したメス)とペアになっています。
チュプ、カントは死亡。
フミ→富山ファミリーパークへ(その後死亡) ノンノ→富山ファミリーパークへ
ミナ→平川動物公園へ

最近のケンの映像です。少しずつ年齢を感じさせる歩みでした。
若い頃は真っ黒の毛色でシュッとした印象のケン。ポスターのモデルにもなる存在でした。頭数が多い群れにはいろいろな出来事があったと思いますが、その時々に学ばせてもらいました。ケンに感謝です。

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コメント

  1. 梅津智秋 より:

    遠いふるさとから私達人間の為に来てくれたけんに感謝の気持。円山にミャンマーから来てくれた象さん達。多くの野生動物が命の終わりを来てくれた地で迎える。1頭1頭愛情深く接するスタッフへの感謝も忘れない。自然を守りたいとつくづく考える。ありがとう命。

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