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旭山動物園の展示事情 屋外放飼場2つに対しホッキョクグマ5頭


旭山動物園には現在5頭のホッキョクグマがいます。昨年(2021年)12月10日に生まれた子グマを含みます。ホクト(オス/21歳)とピリカ(メス/16歳)の間に生まれたメスの赤ちゃん、サツキ(メス/30歳)、ルル(メス/27歳)の計5頭。以前、円山動物園でも5頭いた時期がありましたが、円山はクマの放飼場が多く交替する必要なく、展示公開されていました。旭山動物園の屋外放飼場は2つ。単独生活者のホッキョクグマを、オスメス別々に飼育するという点では、2つあれば充分でしょうが、5頭もいる場合はどのように使われるのか気になるところです。


写真はホクト(オス)。繁殖期以外は単独で暮らします。5頭の中で一番体が大きいです。ピリカが出産したことで、今季の繁殖はないのでホクトは他園へ移動することもあるのかな?と思いましたが、今の所その発表もないので、このまましばらく旭山生活が続くのでしょう。
①ホクト②ピリカ親子③サツキ④ルルのうち、サツキとルルはメス同士のため同居することも可能で、1頭の時もあり、同居していることもあります。


4月5日(火)の例だと、朝はピリカ親子は屋内で過ごしており、


(午前)サツキが大きな水槽がある放飼場に登場しました。


カプセル側の放飼場は、午前ホクト、午後ルルでした。(交替の時間は不定期)


ピリカ親子は昼前に水槽側放飼場に登場し、そのまま閉園時間まで過ごしていました。神経質になると思われる育児中でも、意外と今まで通りの交替展示が出来ていることでも、少し驚きました。今まで通り、いつも通りということが、ひとつの安心にも繋がっているのでしょうか。


落ち着いたピリカの育児が子どもにいい影響を与えているのか、ホクト・ピリカのいい性格が影響しているのか、ガラス面で人がたくさん並んでいようと、好奇心旺盛さを存分に発揮しています。


アイドルの背後にいるマネージャーの画。ピリカは独り身の頃から、この場所は落ち着く場所のひとつだったので、観覧の人が多くなっても変わらないようです。私は、ガラス面で子グマが立ってお客さんに反応するとは、想像も出来ませんでしたが、この様子を見ながら、円山動物園のホッキョクグマ館でもいつか子グマがガラス面で反応を示してくれるだろうかと、想像を膨らませていました。


ひと昔前では、おもちゃは珍しかった旭山動物園でも、今ではたくさんのおもちゃが常時ホッキョクグマに与えられています。今回の赤ちゃんにおいては、寝室、産室の中でももらっている状態。時代は変わってきたなあと思います。


5頭4グループの展示は、今後いろいろなパターンが予想されます。カプセル側も堀に水が入れば、転落してもケガをすることは少ないので、親子展示の可能性があるとのこと。4月29日の夏期開園からは、エゾヒグマの新施設もオープンするので、この春は賑やかになりそうな旭山動物園です。

映像は2022年4月5日(火)のまとめ映像です。

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コメント

  1. さいたまちゃん より:

    ピリカの子育ては理想的ですね.優しさが溢れています.そして兎に角美しい!!ララさんのDNAがしっかり受け継がれていますね.旭山は5頭も飼育しているのですね.繁殖が無いならホクト君円山に来てくれないのでしょうか?帯広にはお年頃のアイラもいるのに.勿体無いですねー.

    • MAYUMAYU より:

      ホッキョクグマ全国36頭中のうち5頭が旭山に、36頭中11頭が北海道に住んでいると思うと、
      北海道にはホッキョクグマがたくさんいるなあと感じますね。
      繁殖には血統の問題やタイミングもあるでしょうが、
      いい結果に繋がってくれるといいですねえ。

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