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円山動物園 氷のプレゼント2025 ホッキョクグマ・ヒマラヤグマ・アジアゾウ

2025年8月5日(火)札幌市円山動物園では、夏の恒例イベントともいえる【氷のプレゼント】が行われました。
今年の対象動物は、ヒマラヤグマ、アジアゾウ、ホッキョクグマ。
氷と、当日の搬入作業などの労力まで提供されるのは、株式会社 西岡建設(豊平区)。同社が手がける注文住宅の「シロクマホーム」、ホッキョクグマがモチーフのイメージキャラクターを採用しているという縁で、2018年から毎年継続して提供され、今年で8回目です。
2025年8月5日(火)の国内ニュース

・群馬県伊勢崎で41.8℃が記録、国内最高気温が更新される

・14の観測地点で40℃以上の気温が記録

・甲子園開幕 暑さ対策のため 史上初の夕方の開会式

そんな中、札幌市の最高気温は29.0℃。未明に雨が降ったものの、日中はくもり空が長く、時間によっては日差しが強い、少し蒸し暑い1日となりました。

前日から「氷のプレゼント」のポスターが掲示されていた、正門・西門。正門前の施設「動物園センター」は現在改修工事中のため衝立で囲まれています。


2018年から続く氷プレゼント 開催日と対象動物一覧
2018年8月9日(木) ホッキョクグマ・アザラシ
2019年8月7日(水) ニホンザル・アジアゾウ・ホッキョクグマ(デナリ・リラ・ララ)
2020年8月11日(火) ニホンザル・アジアゾウ・ホッキョクグマ(リラ・ララ・デナリ)
2021年8月11日(水) ユキヒョウ・ヒマラヤグマ・ホッキョクグマ(デナリ・ララ・リラ)
2022年8月9日(火) ヒマラヤグマ・チンパンジー・ホッキョクグマ(デナリ・ララ・リラ)

2023年8月4日(金) アムールトラ・チンパンジー・ホッキョクグマ(ホクト・デナリ・ララ・リラ)
2024年8月6日(火) アムールトラ・シンリンオオカミ・ホッキョクグマ(ララ・リラ)
2025年8月5日(火)  ヒマラヤグマ・アジアゾウ・ホッキョクグマ(ララ・リラ・(ライト))

13時25分からはヒマラヤグマのトモ(メス/27歳)へフルーツ入りの大きな氷とクラッシュアイスのプレゼント。
13時25分に到着した際には、すでにトモはプールに入っており、フルーツ氷に触れている最中でした。少し早めのスタートだったのかもしれません。クラッシュアイスもプレゼントされたそうですが、ひと欠片も見つけられないほどあっという間に溶けてしまったようです。

ヒマラヤグマのプール前の観覧エリアは、クライミングの遊具施設があるため、通常とても狭いのですが、遊具のマットは半分ほどに縮小され、エリアを広げての観覧になりました。

氷の中には、リンゴ・モモ・バナナ・オレンジなどがあり、水でみるみる溶けていく氷に対し、爪をたててガリガリ触っていたので、そのうち爪がフルーツに届き食べていたようでした。
普段からプールに慣れ親しんでいるトモなので、ここでの氷給餌もお手の物なのでしょう。冷水と美味しいひとときを味わうトモでした。

14時からはアジアゾウ。左からパール(メス/21歳)・タオ(メス/1歳)・ニャイン(メス/12歳)
先頭きってパールが登場してきましたが、その後ろにいたタオはすぐに気づいたのか速攻Uターンで屋内に戻ります。パールも普段とは違う光景に警戒したのか、タオを追いかけたのか、パールも氷に触れることなく屋内に戻ってしまいました。
しばらく後に飼育員さんの呼びかけに反応するかのように、パール・タオ・ニャインの順番に登場、氷に近づいていきました。

タオにとって、こういった氷プレゼントは初めての体験。慣れてくると前足を氷に乗せてツルッとさせたり、とても可愛らしかったです。

氷のひんやり感も有り難いと感じているはずですが、それ以上に中身のフルーツを食べたいゾウたち。
フルーツは見えるけどカチコチに凍って取り出せない→クラッシュアイスの中を鼻で探りニオイを嗅いでも何もない→諦める→氷から離れる
これを繰り返していたようでした。

この後控えているホッキョクグマに行くため、通して観察することは出来ませんでしたが、閉園時に確認するとフルーツ氷1つはプールに落ち果物が水際に集まっており、1つは砂の上で砕けてかけらが残っていたので、時間をかけて完食するものと思われます。クラッシュアイスはほとんど溶けていました(閉園時)。

14時25分からは、ホッキョクグマのララ(メス/30歳)に氷プレゼント。
氷の中に、いつもの餌にくわえ、昨年同様アジのプレゼントがありました。最初の1匹こそ、隣マスに運んで食べるというお約束の行動を見せましたが、その他のアジは運ぶことなくその場で食べていました。ララも気づいたのでしょう、何回も運んでる場合ではないと・・(笑)

氷からブドウを見つけ、きれいに食べるララ。氷の上でスリスリする行動は、ここ数年見ることはありませんが、餌はすべて探し、満足して屋内へ帰っていきました。

15時10分からは、ホッキョクグマのリラ(メス/10歳)に氷のプレゼント。
扉から出るや、すぐに鼻を高く突き上げニオイを探るリラ。大勢の人間が出入りし氷を搬入、いつもと違う魚のニオイもするとあっては、頭の中はグルグルしているはず。

洞窟効果で氷が溶けにくいからか、近年はこの場所にクラッシュアイスとキューブアイス(アジ入り)がプレゼントされます。真っ先にアジに手を付け、1匹ずつ味わうように美味しそうに食べていました。普段と違う味なので、きっと嬉しいはずです。

食べ終わると、クラッシュアイスの上で数回スリスリするリラ。春に換毛した毛がハイペースで伸びてきており、すでに丸々した印象になってきているリラ。尻尾の根元の部分だけが汚れ始めるというあるある配色はご愛嬌。

ホッキョクグマのライト(オス/11歳)への氷のプレゼントは、非公開のサブ放飼場で、ララの後に行われたそうです。ライトにも同様にクラッシュアイスとアジのプレゼントが行われ、スリスリを満喫していたとのこと。現在はライトの屋外展示が安定していないためか?今回のイベントスケジュールに組み込まれなかったのは残念ですが、来年も開催されるのであれば、是非ライトが氷を楽しむ姿を見てみたいものです。
結局8月5日の開園時間(9:30~16:30)を通し、ライトが屋外に出ることはありませんでした。

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