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【しろくまにっき】まとまった雪にはしゃいだホクト

(ホッキョクグマ ホクト(オス/22歳) 札幌市円山動物園 2023年11月29日(水))
今日は再びまとまった雪が降り、5cmくらいは積もりました。一昨日ウッドチッププールで全身茶熊と化していたホクトに、恵みの雪がプレゼントされた感じです。

しばらく檻の中で休んでいたホクト。この時はまだ弱い雪が降っていました。檻の隙間があるとはいえ、檻の中の積雪量はさほどではありません。

寝ている間に雪は強まり、いい感じの銀世界になってきました。むっくりと起き上がったホクトは広い放飼場まで歩いていき、頭から滑るように雪面でスリスリをし始めました。
わあ〜なんて愛らしい姿でしょう。写真に収めたいとシャッターをきるのですが、湿った牡丹雪の量が多すぎて、遠くにいるホクトになかなかピントが合わせられません。雪の季節ならではの困った事情。野生のホッキョクグマなら遠過ぎて、私には絶対無理なので、動物園ありがとうです。

しばらくスリスリを楽しんだホクトが立ち上がると、その雪面は茶色になっていました。これで少しは体の汚れが落ちました。

今度は水なしプールまで歩いていき、別な雪面で再びスリスリ〜スリスリ〜。ホクトの距離が近づくとピントは合わせやすくなります。

また少し汚れが落ちました。ホクトもひんやりして、少し気持ち良さげ。

すると今度はプールにあったドラム缶で遊び始めました。押したり、転がしたり。夢中で遊んでいる間にも、背中にどんどん雪が積もっていきます。

ここでワイルドなお知らせ。ドラム缶の下にはホクトの糞があって、それをご丁寧にそば生地のように伸ばしたりしてしまっていたのです。白い世界に茶色を広げてしまうホクトはやっぱりワイルドなのです。

少しくらい汚れても、またスリスリすればいいさ。

今日は朝からアザラシメインプールの水入れ替えの清掃があったため、アザラシたちは終日観覧不可。11月30日(木)午後から展示再開予定だそうです。担当さんはアザラシプールの清掃のため、ホッキョクグマへの給餌はいつもとは違う時間に給餌されていたようです。
ララは屋内でぐっすりお休みでした。

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コメント

  1. taka より:

    >湿った牡丹雪の量が多すぎて、遠くにいるホクトになかなかピントが合わせられません

    マニュアル撮影はされないのですか?
    現像しないと結果がわからないフィルムカメラと違って
    デジカメならその場で確認できるので試行錯誤も簡単そうですが

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