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【しろくまにっき】旧世界の熊館でのホクト・デナリ・ララの部屋割り

(ホッキョクグマ ホクト(オス/22歳) 札幌市円山動物園 2023年6月29日(木))
6月26日に発表があったとおり、ホクトは旧世界の熊館に移動し6月29日(木)より公開がスタートしました。メスのリラとの繁殖という任務を終え、同じ円山動物園内ですが新生活の始まりです。

ホクトは休園日の6月28日(水)に、ホッキョクグマ館から旧世界の熊館まで歩いて移動。両施設は通路で繋がっており、歩いて移動することが出来るようになっています。ララとデナリが屋内に収容されていれば、接触することなく屋外放飼場を通り抜け、新居となる一番北側の放飼場まで移動可能です。
昨年11月に来園した時には、ホッキョクグマ館への移動に少し時間を要しましたが、今回は一度通った道のためか、比較的スムーズに移動が出来たということです。

デナリとホクトはオス同士であるため、要らぬ興奮・闘争を避けるためにも、ひとマス開けるという措置が取られています。

新居での公開初日(6月29日)。9時30分の開園と同時に訪問すると、ちょうどホクトがプールに入る瞬間でした。その後も、往復歩きと短い水浴を何度も繰り返していました。お昼まで観察を続けると、10分~30分おきに水浴をし、午前中に合計8回もプールに入りました。
ホクトなりの緊張をほぐす手段でしょうか?それとも足がつく浅いプールで、ある意味安心してホッとしているのでしょうか?真意はわかりませんが、安心して生活してくれれば嬉しいです。

8回の水浴中には、ポリタンクに触れてのんびりしたり、ザブーンと勢いよく入水する姿も見せてくれ、順応性の高さも感じます。

お昼頃には清掃タイムがあるため、その際に給餌があります。今日は青いおもちゃの下に隠されました。

旧世界の熊館もまた堀のある施設で、階段があるので人もクマも降りることが出来るのですが、ホクトは未だ降りていないと思われます。少なくとも、移動した当日も、公開初日の午前中観察した限りでも確認されていません。
ホッキョクグマ館のアザラシ発見、堀への階段下りに比べれば、ハードルは低いような気がしますが、さて、彼がここを降りる姿を私は観ることが出来るでしょうか。
ちなみに写真に写っている電柵の施設は、現在アースのワイヤーが残っているだけで電線は通しておらず、もちろん電気も流れていません。

ララ(メス/28歳)は気持ち良さげに、ミニプールで水浴中。一部のツタが枯れかかり、地面が掘られた様子が見られます。

世界の熊館は1980年に建設された、築43年の年季の入った施設です。プールの水漏れや排水の詰まり等の不具合が生じており、その都度、修理・補修されているのが現状です。今回はララ舎の檻マスの排水のつまりを解消すべく状況をチェックされていますので、しばらく観覧し辛くなっています。

近所にやってきたホクトを、快く?穏やかに受け入れる、いつも通りのデナリ(オス/29歳)。

リラ(メス/8歳)は、いつも通りの生活を送っています。元気にプールで遊んだり、岸辺を往復歩きしたり、時には屋内に滞在したり、豪邸独り暮らしを満喫中。年末には独りでなく複数になってるといいですね。
夏の終わりから秋にかけ、糞尿検査もされるでしょうから、その結果次第ではお籠りのためリラが観覧出来なくなる期間があると思われます。

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