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しろくまにっき 3682 驚いたリラの逃げ足が早かった


ホッキョクグマ館の放飼場には洞窟スペースがあります。洞窟といってもそんなに広くはありませんが、擬岩で作られた雨や直射日光を凌げるくらいのスペースです。普段は屋内施設を開放されていることもあり、この洞窟の中で休む姿など、今までは見たことがありませんでしたが、今日はあることがきっけけで、初めてリラがこの中で休む姿を見ました。
(2020年9月24日(木)の日記です)


今日のララは、広い放飼場にもよく出ており、大小2つのプールで水浴していました。


水からあがれば、ぶるぶる〜っとするのがお約束ですが、この日のララは、濡れたまま隣のエリアに移動してから、水切りをしていました。


リラは牛骨(肋骨)をもらい、しばらく夢中で齧ります。大腿骨と違い、肋骨は齧りやすそうで、投げて割らなくても少しずつ削れていくのがわかります。


牛骨を気の済むまで齧ったら、次は別の餌探し。写真はニンジンを食べています。最近は、餌の時間になると10数羽のカラスが飛来し、リラにつきまとっては餌を取ろうとします。春に繁殖をした例のカラス一家はいつしか場所を移動しており、今の集団から逃げたのかもしれません。今のカラス集団は飼育員さんの動きをチェックするというより、リラのいる場所を追っている感じを受けます。


ほとんど食べ終わり、獣舎南側の壁近くで休み始めたリラ。すると屋内で何かを感じたようで、慌てて立ち上がり走って遠ざかり・・・


プールの岸辺まで離れて、フーッとひといき。少しでも離れたい気持ちは岸辺に置いた足に表れています。お昼のこの時間帯は誰も屋内にいるはずもなく、何があったのか?と後で担当さんにビデオで確認していただいたところ、屋内にはカラスが入っていたそうです。リラは誰もいるはずもない部屋の中から、パタパタッと音が聞こえ、ビビったということです。いやそれにしても、逃げ足の早いこと。そんなに遠ざからなくても・・・。あなたは最強の陸上動物?とも呼ばれるホッキョクグマなのに、と思いましたが、リラは大胆かつ繊細なお嬢さんということで納得した次第です。


いつもの場所で座り、少し気持ちを落ち着かせてから、ゆっくりと屋内に向かい、この体勢で中を覗き見するリラ。リラにとっては、まだ何モノかわかっていないので、かなりドキドキしているはずです。自分でかなり盛り上げていますね。


再び何かに驚き、逃げ込んだ場所はここ。


隠れつつも、ちゃんと屋内の出入り口を見ていました。リラにしか見えない「何か」がありますので、見守りましょう。


そのままここで少しうたた寝を始めたリラでした。こうしてここで休む姿を、初めて見たのでした。

そんな出来事があったお昼前後の様子です。

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