
2026年1月29日(木) -1.1℃/-6.9℃
ホッキョクグマのライト(左/オス/12歳)とリラ(右/メス/11歳)の繁殖に向け、2026年1月21日(水)~27日(火)の間に、6回の同居訓練(非公開)が行われ、1月29日(木)からは通常展示が再開されました。円山動物園でオス・メス2頭が共にメイン放飼場で暮らす様子を見るのは、2023年2月以来3年ぶりのこと。2頭にどのような行動が見られるのか、期待と緊張感でホッキョクグマ館へ向かいました。

ホッキョクグマ館には、新しいサインの掲示がありました。
ホッキョクグマを同居しています!
(多少文法がひっかかるが、皆普通に読んでスルーしているようなので、今は大丈夫なのかもしれない)

懐かしい写真と最新の写真を織り交ぜながら、オス・メス同居展示の見どころが紹介されています。さてライトとリラの同居では、どんな行動が見られるでしょうか。

1月29日(木)の朝、メイン放飼場を見ると、雪面には今までに見たことがないような小動物の足跡が無数に付いていました。足跡は1月27日には見られていたそうで、閉館中にイタチのような小動物が入ったと思われます。

開園して程なくの時間。ライトは銀色の大扉の前で体を揺らしながら、リラの接近に気づくと鳴き声を出していました。
ホッキョクグマはオスもメスも同じような見た目ですが、並ぶと大きさが違います。オスのライトの方が大きく、メスのリラの方が小さいです。今はリラの被毛に薄いところが多いため、黒っぽい方がリラだと、見分け方は簡単だと思います。

ライトは他のホッキョクグマとの同居経験がほとんどなく今日まで過ごしてきており、いかにこの状況に慣れるか?受け入れられるのか?が気になるところ。

ライトの生い立ちなど知る由もないリラは、ライトの反応に戸惑いつつも、探り探り近づいている感じにも見えます。

2頭の距離が少し縮まると、緊張感も高まります。2頭とも頭を低くし、瞬きの回数も増え、リラは雪を口に入れます。
こういう2頭の緊張する間合いは、同居中に数回見られましたが、リラが深追いしないところで終了しています。ヒグマに遭遇した際の注意点として、走らない、叫ばないなどと言われますが、リラとライトを見ていると、クマ(リラ)と人(ライト)を見ているようで、とても勉強になります。視点がズレますが、非常に興味深いのです。

ライトが覗いている小窓の先には、キーパー通路があり、時々担当さんが顔を覗かせる場所です。何かを訴えるかのように、同居中何度か覗き込んでいたライト。ライトが立ち上がると、必ず凝視していたリラ。ライトの行動のひとつひとつに興味津々のリラです。

緊張感で張り詰めた時間ばかりではなく、ライトへの興味が薄れ、自分の時間を過ごすリラ。

氷の張ったプールに入り、水浴を楽しみます。

氷の下から迫ってくるリラ。自然界でもなかなか見られない瞬間です。

氷の隙間から顔を出すリラ。

下から氷を割ろうとしているリラ。

ボールを頭に乗せて遊ぶリラ。

白いフロートのおもちゃを陸に揚げようとしばらく頑張っていましたが、積雪のため段差が高くなり出来ず、地団駄を踏んでいたリラ。

リラが接近してくると声を大きく出し、離れていくとホッとする。そんな様子が何度も見られた同居展示1日目でした。
ホッキョクグマ2頭展示の1日のスケジュール
朝・・ メイン放飼場にライト用の朝ごはん、サブ放飼場にリラの朝ごはんが用意される
開園前後・・ ライトがメイン放飼場、リラがサブ放飼場で朝ごはん
メイン放飼場でライトの食事が少し落ち着いたところで、リラとの同居スタート
15時過ぎ・・同居終了。夕飯は別々で食べる
夕方〜翌朝・・メイン放飼場、サブ放飼場に分かれて、別居
時間はあくまで目安。
動物の状態によっては同居しない日、時間帯あり。
2026年1月29日(木)の2頭の様子。
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