ひと月ぶりに訪問した八木山動物公園(仙台市)。2024年12月20日に誕生した双子のこぐまたちの愛称は、オスはうみ(写真左)、メスはそら(写真右)と7月5日に発表されたばかり。授乳+餌も食べているだけあり、ひと月の成長は目覚ましく、さすがホッキョクグマといえますね。前回訪問時と今回でどれだけ体格が変わったかなどを観察しつつ、再びホッキョクグマの双子を観ることが出来る喜びを噛み締めながら、短い観覧時間を楽しんできました。
今回も2日間だけの訪問です。初日は前泊せずに向かうので、どうしても到着が10時を過ぎてしまいますが、ひと月前に比べて観覧待ちの人数が少なく、前回よりも回数は多く観られるようになっていました。9時15分〜11時までの観覧という、規則正しい生活を送っているせいか、9時台はみんなプールに入ったり遊んだりと活発に動き回っていますが、11時が近くなるにつれ、ひとやすみの時間になるようです。今回も前回同様、ポーラを挟んで左そら(メス)、右うみ(オス)の美しいフォーメーションを見せてくれていました。
【観覧回数】は、1日目(7月7日)は3回、2日目(7月8日)は10回(9時台6回+10時台4回)でした。
両日とも待機列の締め切りは10時45分。
10時を過ぎると観覧人数が少し増えて来るのと、最初のうちは1グループ12人でハイペースで回していたのが、途中からは1回の人数を抑えて、ゆったりスペースで観覧するケースがあり、臨機応変なスタイルでした。
愛称が決まったばかりの今、展示場横に掲示されている双子の個体表示です。
ちょっとしたエピソードや個性が添えられているのは嬉しいものです。両目の間隔の違いについては、私にはハードルが高く、まだよくわかりませんが、頭頂部の膨らみは比較的わかりやすいと思います。きっと頭蓋骨の形でしょうから、これはしばらく使える見分け方な気がします。
ズーラシアのライ(オス/7ヶ月)もそうでしたが、プールの岩場の隙間状のところに執着していた双子。もちろんポーラもそうです。隙間に執着してしまうのは、どこのホッキョクグマも同じなので本能なのでしょう。執着し始めると長いというのもあるあるです。
こちらはズーラシアのライ(オス/7ヶ月)。八木山親子も、ズーラシア親子も、よく隙間遊びをしており、ライなどは隙間にすっぽり入り込んでいました。程なく入れないサイズの体になるでしょう。
水中のうみ(オス/6ヶ月)。大きなプールのある大放飼場に行くのは、いつ頃になるでしょう。
ポーラお母さんの傍にいれば、まだまだ小さく見える双子ですが、体格は確実に大きくなっています。特にうみの体の胴回りのムッチリ感が立派です。ひと月前にちょうど同じ場所に立ったうみの写真で比較してもよくわかります。
プールの水位も上げてきていることがわかります。
そらも確実に大きくなってきました。うみとそらのお腹を見ると、うみの方が地面に近いです。少しずつ性別による体格の違いがわかり易く、開いてきているのかなと感じました。
プールには湯たんぽとポリタンクの玩具が用意されていましたが、この日は湯たんぽがお気に入りだったようで、取り合うように遊んでいました。ポーラ(写真/20歳)も遊びたそうでしたが、子どもたちに譲っているようにも見え、かなり優しいタイプのお母さんに見えました。
こちらは親子の展示が終わり、13時20分くらいから広い放飼場に登場してくる、双子の父カイ(20歳)です。先月6月に、体調管理のために数日非展示となり、その後少しずつ展示時間を伸ばしてきています。検査などのため体の一部の毛が刈られたようですが、近くで見ると結構毛が伸びてきており、期間限定の容姿となるでしょう。健康がなにより大事です。
平日限定のおやつタイムは「現在お休み中」ですが、おやつを投げ入れられることもあるようです。
飼育員さんが屋上に現れると、すぐに体勢を低くしたカイ。10年以上前、円山動物園で見たデナリの姿を思い出し、とても懐かしく思い出しました。よく遊んでいた当時のデナリも20歳でした。
投げ入れられたりんごに向かって、ダイブするカイ。きっとワクワクして待ってました!の瞬間でしょう。
水から上がると、壁で立ち上がり背中をスリスリ。今回も見られて嬉しかったです。八木山動物公園へは過去数回訪問していますが、カイは比較的ゆったり遊ぶというイメージを持っていました。今回はそのイメージが変わるほど、活発な姿を見せてもらいました。
2025年7月7日(月)、8日(火)の2日間の様子をまとめた映像です。
親子の観覧は2日間で約13分間だけ。少し伸びたとはいえ、まだまだ厳しい観覧制限です。
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