スポンサーリンク

シロテテナガザルの赤ちゃんが人工哺育を経て両親と再同居を果たす


今夏、円山動物園のシロテテナガザルのペア、コタローとラーチャの間に、メスの赤ちゃんが誕生しました。しかし誕生後間もなく衰弱が見られたため、11日後には人工哺育に切り替えられ、生後5ヶ月となった今、無事親元に戻り再同居を果たしました。文章で簡単にまとめれば数文字のことですが、人工哺育から親元に戻すというリスク、命の重さ、責任等の重圧は計り知れないものだったと思います。


赤ちゃんが誕生したのは2021年7月4日。ちょうどコロナ禍の臨時休園の最中でした。7月12日(月)から開園が再開され、赤ちゃんの公開も同時にスタートされましたが、観覧制限は広く取られていて、遠目から赤ちゃんの姿が見える程度でした。写真はちょうど、赤ちゃんが8日齢となる7月12日の姿。足が少しか細いかなとは感じましたが、個体差もあると思っていました。母乳の量も少なかったのか、猛暑も重なり、赤ちゃんはその後衰弱していったそうで、7月15日に人工哺育に切り替えられました。旭山動物園のシロテテナガザル「モンロー」の赤ちゃん8日齢の写真はこちら↓


赤ちゃんは、飼育員さんたちから人用ミルクをもらい、順調に生育。保護された後7日目からは両親との面会を、毎日欠かさず続けられたそうです。現在は、自分で採餌も出来るようになってきているため、再同居に向けた訓練が進められていました。


熱帯雨林館内の一部を規制され、赤ちゃんのいるケージが置かれました。


両親はガラス越しに少し離れた子どもを見られる生活が続き、子どもを受け入れる様子が見られたということです。


休園日である12月8日(水)に、保護から初めての同居。赤ちゃんが飼育員さんと共に獣舎内に入り、両親との再会を果たしたそうです。ラーチャは赤ちゃんに近づき、赤ちゃんはラーチャに手を伸ばし、そして胸の中へ。個体それぞれの性格や、面会を積んできた体験や、飼育員さんたちの対応すべてが上手く作用したと思いますが、只々よかった、無事に再会を果たせてよかったと思います。


12月10日(金)からは観覧制限がとられ、離れたところからの観覧も出来るようになっています。写真の場所がお気に入りなのか、母子で並んで外を見ています。現在は寒いので、ほとんど屋外に出ていないと思いますが、気になるのでしょうか。


コタローは、前妻アイとの間にそら(オス)も生まれ、家族で暮らした経験もあります。


ラーチャは過去に4回の出産経験がありますが、4回とも90日以内に産仔が亡くなっています。育て方に不安があるのは、何か理由があるのかもしれません。


ラーチャは2003年に警察に保護され、市川市動物園が受けた個体。幼い頃に警察に保護されたということは、なにか違法のニオイがしないでもない・・


母親との生活が短かったり、大きなストレスがあったりしたのかもしれません。想像でしかありませんが。


再同居はスタートしたばかりで、これからも小さな難問があるかもしれませんが、親子間で経験を積んで、ラーチャがお母さんになっていけますように、そして赤ちゃんも将来お母さんになれますように。赤ちゃんにはまだ愛称がありません。どんな名前になるかな。
【コタロー】オス
2004年10月26日 旭山動物園生まれ
2012年6月6日  円山動物園に来園
【ラーチャ】メス
2003年10月 市川市動植物園が警察より保護受け
2020年10月14日 円山動物園に来園
【赤ちゃん】メス
2021年7月4日 円山動物園生まれ

 

↓関連記事はこちら↓

コメント

おすすめの書籍


       

       

タイトルとURLをコピーしました