円山動物園の熱帯雨林館で暮らしていた、クロザルのアサギ(オス/20歳)が2025年7月31日(木)11時に亡くなったということです。2019年からは糖尿病治療を受けつつも、元気そうに長生きしてくれました。熱帯雨林館からまた仲間が減り、寂しくなります。アサギは北海道で唯一のクロザルでしたが、円山動物園では飼育断念種となっており、この後は見られなくなってしまうかもしれません。
円山動物園HP クロザル「アサギ」が死亡しました
アサギは、以前にいたオスのスオウの弟で、千葉市動物公園生まれ。
2013年10月28日に、レッサーパンダのエイタと共に、千葉市動物公園から円山動物園に来園しました。お兄さんのスオウは10歳で亡くなってしまいましたが、弟のアサギは治療のおかげもあり20歳まで生きましたね。名前の通り真っ黒で、オスは体型が勇ましそうで、でもどこか愛嬌のある容姿で魅力的でした。アサギは糖尿病治療の研究にも貢献出来たようで、感謝すべき存在ですね。
国内でクロザルを飼育している園館も少なく、千葉市動物公園、浜松市動物園、ときわ動物園、とべ動物園が挙げられます。国内では希少ともいえるクロザルでしょうか。
アサギが15歳だった頃の映像です。(2020年8月14日(金)撮影 )
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