(Eita the Red Panda ,male 15 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2025.07.29)
7月3日の誕生日で15歳になったばかりのシセンレッサーパンダのエイタ(オス)ですが、2025年7月4日に歩様にふらつきが見られたため、同日動物病院で麻酔下検査が行われました。脊椎(背骨)の異常が認められ、その他の疾患の可能性もあることから、寝室(非展示)で投薬治療が継続されていましたが、歩様が安定してきたことから、屋内の展示場に姿を見せてくれるようになりました。
円山動物園HP シセンレッサーパンダ「エイタ」の状況について
展示場の高いところに登って、ゆっくり昼寝をしていたエイタ。ちょうど起きた時の写真です。
再び展示場に出られるまで回復してくれて、本当に良かったです。
暑い夏の間は、基本的に屋内展示場で過ごしているレッサーパンダたち。
現在、円山動物園には、ココ(メス/19歳)、エイタ(オス/15歳)、プーアル(オス/10歳)、小百合(メス/9歳)の4頭が暮らしていますが、屋内ガラス展示場は2部屋(④⑤)しかなく、午前と午後で交替で2頭ずつ展示されていることが多いです。(不定期)
⑤の部屋で過ごすココ(メス/19歳)。4頭の中で一番の年長者です。今まで設置されていた一部の設備は外され、エイタの歩様に配慮した設備に変わっています。
④の部屋で過ごすプーアル(オス/10歳)。換毛途中のため、少し細めに見えます。
渡り木を歩く小百合(メス/9歳)。
④の部屋は天井から下がった渡り木(吊橋)に繋がっているので、自由にガラス展示場の外に出られます。最近は、プーアルと小百合が交替で使っています。
渡り木を歩いて、⑥のエリアに移動してきた小百合。
④の部屋から頭だけ出して休んでいた小百合。
レッサーパンダたちが天井の渡り木を使用するにあたり、屋内はとても涼しくなっており、人間にとっても有り難い空間になっています。
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