(Lila the Polar Bear, female 10 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2025.10.01)
2025年10月1日(水)
旧世界の熊館の大プールの底の部分に腰掛けて、ゆっくり水浴していたリラ(メス/10歳)。場所は変われど、生活のリズムは変わらず、しっかりリラペースで過ごしているようです。こちら(旧世界の熊館)に移動してきて3週間が過ぎたところですが、ホッキョクグマ館に戻るのもカウントダウンというところでしょうか。
10時40分。ライト(オス/11歳)は、ホッキョクグマ館メイン放飼場で屋外給餌。
ライトにはいろいろなおもちゃの中や、岩の下に餌が隠されています。取り出すのに少し難しいフィーダーでも、中身が好きなものなら、時間がかかってでも取り出そうとする執着心があるようです。
転がしても、転がしても、中で張り付いているのか、まったく出てこない時は、イライラしてくるのか?それとも単純に痒かっただけなのか?顎を押し付けて口を開ける仕草を見せていました。
ただ単に餌をもらい、何も考えずルーティンをこなすように食べてしまうより、遥かに「生きる」実感を得られているでしょう。野生の本能よ、もっと覚醒しろ!な感じで私は見ています。
最近、あちこちの獣舎でカラスの飛来が多くなっています。元々「円山」という場所はカラスが多いところなので、以前から時々見られることですが、ライトにはおそらく初めての体験かと思われます。今日はライトの背中に乗るカラスまで出始めました。エランドやキリンなど草食動物相手に乗るのは見ますが、猛獣相手に乗るとは、カラス界隈も少しずつ変化してきているかもしれません。
鼻先で水触れつつ、ぬるっとプールに入っていったライト。
ライトの息継ぎの顔。
中2階前の浅瀬に前足を置いて、ぷかぷか水浴を始めたライト。
リラ(メス/10歳)には、プールの中に牛骨が用意されました。リラはニオイですぐに感知し、陸から場所を特定してから飛び込んで取りに行きました。
牛骨を陸にあげてから、しばらく齧り続けます。
当然カラスも集まってきます。時々ガンを飛ばすリラ。リラは円山歴10年なので、カラスへの対応力もついている感じです。
牛骨を陸に放置するとカラスが群がることを、リラは理解しているので、牛骨を守りたい時にはプールに沈めておきます。
ライトの登場から給餌の場面を短く。
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