
2025年12月2日(火)
2025年11月17日(月)に来園し、11月30日(日)から一般公開が始まった、タテガミヤマアラシのタータ(メス/1歳)の全身をようやく見ることが出来ました。今の開園時間中のタータは、休んでいる時間が長いようです。他園でもタテガミヤマアラシを見ることがありますが、日中でもよく動いていることがあるので、それぞれの園の生活サイクルや、個体によったり、タイミングなのかなと感じています。1年後にはどんな生活をしているでしょう。

放飼場の中央あたりに、タータのごはんが用意されました。すぐには食べに行かず、タータのタイミングで食べに行きます。

それにしても入居前(写真)とは随分様変わりした放飼場です。

床の上には砂利が敷かれ、その上にゾウの堆肥がたっぷり敷き詰められていましたが、今は石がごろごろと混ざった状態になっています。毎晩のようにタータが土を掘り起こし、朝になれば飼育員さんが少し整地するというのを繰り返しているようです。
そんな活発な行動を、じっくり観察出来る機会に恵まれるといいなと思います。

2024年8月27日生まれのタータは、現在1歳3ヶ月。おとなに比べたら体もまだ少し小さく、顔はあどけなさを感じるので、とても可愛らしいです。小さくてもヤマアラシなので、針のような毛をパァーッと広げると迫力もあり、そのまま後ろ向きに近づいて来られたらと思うと、ザワザワします(苦笑)。

正面から見た時に気づいたのは、針の白黒模様がドラゴンの花火のように見えたこと。暗い場所で見ても、なかなか迫力ありそうです。動物の毛色は、進化の過程で深い意味を持つことが多く、興味深いですね。
それにしても「タータ」という愛称は、とても響きもよく、個人的には大好きな名前です。
子どもの頃から、タータ=靴下という方言の中で育っていたので、愛着のある言葉だからだと思います。
ヤマアラシは齧歯目。他の齧歯目と同様、前歯が伸び続けるそうなので、いつかその歯を見てみたいなあと思っています。

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