(Lila the Polar Bear, female 10 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2025.07.04)
2025年7月4日(金)
夏の暑さも本格的になってきたと感じる7月。例年北海道の夏は短いのですが、先のことはわからないので長期戦を想定しつつ、無理せずのんびり楽しみたいと思います。円山動物園のホッキョクグマ館では、オスのライトか、メスのリラのどちらか1頭を展示しており、交替サイクルは不規則、屋内への扉は開放されているので、ホッキョクグマが屋内に入っている時間は観られないという展示方法を取られています。夏に限らずですが、屋内に籠もりたい日や、そんな時期も時々はあり、向き合う側の心のゆとりも必要なことがあります。
今日はお昼過ぎに来館。ホッキョクグマの姿は見えません。
そのためでしょう、ホッキョクグマ館の2階〜屋上まで誰ひとりいませんでした。(1階は観ていないのでわかりません)
放飼場には食べ散らかした白菜があり、きっとライトが出ていたのだろうと想像出来ました。開放された屋内扉の前には、丈の長い草が茂っていて、寝室内の様子も見えません。
午前中に観ていた人に伺うと、11時過ぎに屋外給餌のためライトが登場し、途中屋内に入ってしまう時間があったものの、11時50分くらいまでは屋外に出ていたよう。
それからリラと交替した夕方の15時40分までの約4時間、ホッキョクグマ館メイン放飼場にライトの姿はなく、ただミストが出ているだけの風景。
野生動物の出現を待つ気分で気長に向き合うか、何か別なことをして時間を有効活用するか、過ごし方は人それぞれ。
ララ邸大プールの(おそらく)水漏れ補修箇所に、コンクリートが流し込まれました。
これからしばらくは乾燥期間。ああ、今度こそ水漏れが解消出来ますように。
お昼過ぎまでは仮の寝室内で休んでいたララですが(左)、午後からは閉鎖され(右)、いつもの寝室が再び開放されて戻っていきました。
もうひとマス開放されるのでは?と待っているかのようなララ。賢いララは前回の工事期間の事も覚えているのではないでしょうか。
世界の熊館の事を、もっとも長く知る主ララ。
15時42分。4時間誰も出ていなかったメイン放飼場にリラ(メス/10歳)が登場してきました。
11時台に、ライトのために用意した餌の多くは外に残ったままで4時間放置されており、飼育員さんはリラの餌を隠しつつ、ライト用の餌は回収して回っていました。
ライトは屋外での給餌には、まだあまり執着を見せないように感じます。土の地面で暮らす生活をし始めて3ヶ月。ライトのペースはまだまだゆっくりです。
写真のリラは、肉のニオイがするのに「ない?」と思っている瞬間です。
ライト用の肉がついさっきまでありましたが、飼育員さんが回収していきました。
ララ(写真)が今何を考えているのか、想像することが楽しい。
換毛がほぼ終わったホッキョクグマの毛は、本当に白く(見えて)きれいです。
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