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旭山動物園ホッキョクグマの育児ライブをモニターで見る幸せ


1月5日(水)は、今年初めての旭山動物園訪問へ。ピリカの赤ちゃんが春に公開される前に、外で頑張っている、冬の3頭の様子を見ておきたいという気持ちが強く、天候などのタイミングを見ながらの日程調整です。昨年末からはほっきょくぐま館に、ピリカの育児風景が見られるモニターが設置され、その映像を見ることもとても楽しみでした。(TOPの写真はサツキ)


モニターは屋根のある屋外に設置されていました。開園直後は、赤ちゃんが大きな声で鳴いており、授乳が始まっているようでした。


画面は4分割されており、寝室の様子、産室の様子、産室口から産室内の一部が見られる3つの映像が流されていました。館内で飼育員さんが画面を切り替えられることもあります。


ピリカに包まれて眠る赤ちゃんは、目、鼻、口、耳がはっきりとわかり、とても可愛らしいです。


11月6日から屋内(寝室)に閉じこめられ、お籠り生活、絶食状態が続く中で、12月10日に3頭出産。12月13日までに2頭がなくなり、以降はモニターに映る赤ちゃん1頭が無事生育中です。ピリカは閉じこめられてから2ヶ月が経つことになりますが、巣材のウッドチップを掻いて餌を探すような行動や、巣材を食べたり、ガリガリするような行動が見られたそうで、最近給餌を始められたそうです。給餌量は1日分に満たないくらいで、この時はペレットをあげたそう。静かにあげようと注意しても、ペレットはカラカラカラ〜ンと音が鳴ってしまう・・とお話されていましたが、映像のピリカは特に動揺するようすもなく、落ち着いているような感じに見えました。狭い産室から出て少し体を伸ばしていたのか、30分くらいは寝室に出て、周囲の様子を気にしたり、水を飲んだりしていました。
赤ちゃんは、最初はピリカのぬくもりが無くなり不安で鳴いていましたが、そのうちもぞもぞと動き回り始めました。寝返りするとおへそのポッチが見えるところが可愛いですね。生後1ヶ月未満の子が4つ足で踏ん張って、よろよろと立つ姿がたまりません。
気づけば何十分もモニターの前に立っていて・・旭山動物園まで来て、モニターばかり見てたらダメじゃんと我に返っておりました(笑)。それくらい、いつまでも見ていられる風景ということです。


モニターすぐ横の水槽側の放飼場には、サツキ(左・メス・30歳)とルル(右・メス・27歳)が同居中。同じコースを少しずれて一緒に歩いたり、距離をとって休んだりと、おとなの穏やかな同居風景でした。ピリカが育児中は屋内収容されず、終日屋外同居という状況ですが、時々何か話しながら、譲り合いながら、うまく暮らしているようで、本当によかったです。


サツキがスリスリしている傍を、歩いているルル。この2頭の様子を見るのも、とても贅沢な時間です。豊橋の姉妹のような2頭とは少し違う、クールな関係です。


モニターから聞こえてくる赤ちゃんの鳴き声は、壁に反響することもあり、なかなかの音量ですが、その声に反応してなのか、そわそわと屋内に向かって歩いていったルル。飼育員さんが屋内に入ったことに気づいたのかもしれません。音声ありのモニターがあることで、5頭のホッキョクグマの絡みがいろいろ想像出来て、面白いです。動物の感覚は、人の想像を超えることがあるから、特に面白い。


そんなルルも、朝の水浴タイムにはハジケていました。もちろんサツキもです。


これからの季節は繁殖の時期でもあり、ホクト(オス/21歳)の神経はメス側に集中。ファッ、ファッ、ヴォーと声を頻繁に出していました。ここだけは気温が1℃上がっている気がします(^_^;)。確かに、こういうオスの姿を見ると、子育て中の母グマには脅威だなあと感じますね。

映像中「21日齢」と入れてしまいましたが「26日齢」の誤りです。
赤ちゃん寝返りの瞬間はお見逃しなく(笑)。

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