日本では北海道だけに生息するシマフクロウ。シマフクロウの「シマ」は北海道だけに分布していることに由来しています、シマエナガと同じですね。道内では絶滅寸前と言われているシマフクロウの、生息域外保全をしているといえば釧路市動物園がすぐに思い浮かびますが、最近では旭山動物園、円山動物園も加わっています。円山動物園では非公開施設である、野生復帰施設でのみ飼育されていたペアに、今年4月に初めてヒナが誕生。その生後5ヶ月のヒナだけが、公開施設の猛禽舎に移動し、10月1日(金)から公開が始まりました。このヒナは野生にかえす予定はないそうです。
ヒナが移ってきた場所は、猛禽舎の一番左、ユーラシアワシミミズクがいた場所です。
フクロウたちは、日中、あまり移動しないので、場所が変わっていたらラッキーに思います。
今回のヒナの愛称はポッケ。アイヌ語で温かいという意味だそうです。これから、いろいろな表情が見られたら嬉しいですね。
こちらは2010年10月3日、釧路市動物園に訪問した際に撮影した北海道ゾーンのシマフクロウの写真です。2010年は、トカチ(オス)とムム(メス)の間に、クック(オス)とロック(メス)が誕生しており、写真は、そのクックかロックの誕生後5ヶ月の姿です。
こちらは親(右)と並ぶ、クックかロックです。親に比べ、まだ羽色が淡いですね。上下写真のどちらかが、ポッケの「お父さんクック」と「おばさんロック」の姿になります。ちょうど今のポッケと同じくらいの月齢です。
2010年は、まだ釧路市動物園だけで保全が取り組まれていたので、「日本で唯一シマフクロウに会える」と言われていました。クックは2010年4月16日に誕生とありました。
たんちょう釧路空港前には、大きなシマフクロウの像もたてられています。↓
猛禽舎のポッケの様子です。(10月4日(月))
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