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保護されたエゾヒグマの子 幼い頃限定の白目を比較してみる

(エゾヒグマ  愛称未定 (オス) 旭山動物園 2023年7月29日(土))
砂川市で保護され、2023年6月19日に旭山動物園に来園、飼育されることになったエゾヒグマの子グマです。7月29日(土)の氷のプレゼントの日には、子グマも果物入りの氷をもらい、楽しんでいる様子を観られました。もらう餌もモリモリ食べて、おなかもポンポコリンになり、元気に動き回る姿は人気を集め、寝ている時間以外は、絶えず人が集まっている状態でした。

7月14日(金)にはなかった、紹介看板が新たに設置されていました。こうなると、いよいよ旭山動物園の正式なる一員だなあと思えます。今年生まれのオスの子グマくんです。
野生のエゾヒグマは1~2月(3月)に出産することが多いので、この子グマは生後5~6ヶ月くらいでしょうか。まだまだ可愛い盛りの子グマです。
愛称候補もいくつかあるようですが、いずれ公表されるでしょう。命名式などは(保護個体なので)行われないということです。中別町で保護されたので「とんこ」と名付けられた前例から、砂川関連の愛称が予想されますが、羽幌町で保護された「くまぞう」の例もあるので、どんな愛称になるのか楽しみです。

タイミングよく園長ガイドを聞くことが出来ました。人止め柵内に入ってお話される園長に、反応しまくりの子グマです。

檻をよじ登ったり・・

手を出したり・・すでにエゾヒグマ代表として、魅力発信に大きな仕事を果たしているのでした。どこで生きていても、皆の存在意味は大きいのです。

子グマは、まだ爪も小さく、歯も乳歯、噛む力も弱いので、硬い氷の中の果物を取り出すには、相当の時間がかかりそうです。その分楽しめる時間も長いというもの。

ガイドの中で、以前から気になっていた白目の話が出ました。エゾヒグマの子は、なぜか表情が豊かで、愛くるしく見えアニメチックなのは、白目の部分がはっきり見えているからですね。
これは親子間のコミュニケーションに関係するのではということでした。
写真はダイが生後4ヶ月の時のもの。

12歳になった現在のダイも横を見れば白目は見えますが、白目の境目がグラデーションのようになっています。子グマ時代のクッキリ分かれた色ではなくなっています。

ホッキョクグマの子グマはどうか?写真は生後5ヶ月のアイラです。白目は見えますが、エゾヒグマほどはっきり見えることは少なく、白目の境目はグラデーションのようになっています。

シンリンオオカミの子は、黒目と白目の境目はくっきり。ジャングル大帝のような可愛らしさがありますね。でもエゾヒグマの子のような白目の見え方とは、少し違うようです。

あまり多くの動物の赤ちゃんを見たわけではないので、わかりませんが、エゾヒグマの子の白目の見え方は、少し特徴的とも言えますね。そして成長と共に変化することだけは、間違いないです。

こちらはエゾヒグマのとんこ(メス/24歳)。換毛の真っ最中で、かなりスリムボディになっていました。長い毛が抜けていると、こんなにも顔がシュッとして、耳も大きく長く見えるので、夏と冬とでは別な動物に見えてしまいます。季節ごとに観察すると、興味深い発見がたくさん見つかりそうです。

2023年7月29日(土)のガイドと氷を触っている様子です。

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