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【円山エレファント】4頭同居訓練のパターン

(Asian Elephant , Sapporo Maruyama Zoo, 2024.03.21)
2024年1月4日から、非公開で始められたメス4頭同居訓練ですが、4月現在では高頻度で4頭同居展示が公開されています。子象のタオ(メス)が2024年8月19日に誕生し、9月15日から一般公開が始まった頃は観覧制限もあり、ゾウ舎は大混雑していたものですが、11月頃からは観覧制限もなくゆったりと観られるようになっています。しかし、春休み期間中の今は再び混雑気味になっています。北海道の4月は肌寒い日もあり、ゾウたちはまだ屋内展示が中心の生活なので、ゴールデンウィーク中も混雑しそうな?予感です。

写真は左からパール(メス/20歳)、ニャイン(メス/10歳)、シュティン(メス/32歳)、中央の小さい子象がタオ(メス/7ヶ月)。2組の母子を合わせた4頭の群れとして過ごせることを目指して、訓練が続けられています。パールとシュティンの間には、まだ若干の緊張感を感じる時がありますが、タオがいなかった以前のピリピリした空気はあまり感じられなくなりました。おとなの振る舞いをしているのでしょうか。一緒に過ごしていれば、いろいろあると思いますが、こじれてしまわないことを祈ります。
今はパールとシュティンの右前脚にアンクレットのようなものが付けられています。この中にはGPS機能のようなものが内蔵されているそうで、行動観察のために付けられており(付いている日と付いていない日があります)4頭同居の時間は、いつも誰かが観察している状況だそうです。

私が見る限りですが、4頭が並ぶ時は、パールとニャインでタオを挟み、シュティンはニャイン側に付くことばかりです。やはり自分の子を内側にして守るという本能でしょうか?
観察を続けることで、わかってくることも多いかと思います。

ゾウ舎屋内は、9時30分の開園から10時30分頃までは清掃が行われているため、最近のゾウの展示は、10時30分頃からのことが多いです。各所の扉を開閉して、同居したり別居させたりしています。同居のタイミングは日々変わっており、2番から登場したり、3番から登場したり、ポールの奥から登場したり、パール親子が先に出たり、シュティン親子が先に出たり。ゾウたちの気持ちを読みつつその先に見える人(飼育係)の采配も感じる瞬間です。

他の動物の母子にもよく観られる傾向ですが、扉が開くと大抵子どもの方が先に出てきますね。(デビューの時は別ですが)

シュティン親子の場合はニャインから登場することが多いです。子どもは好奇心の固まりに見えます。

ゾウ舎にはたくさんの扉があり、そこをくぐる際の機微を感じることも好きな瞬間です。

2024年3月19日(火)から4月4日(木)までの、同居の様子です。

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