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桜の花を落としていた緑の鳥ワカケホンセイインコ


2023年3月14日、今年は統計開始以来、最早で桜開花が発表されたという東京ですが、上野動物園内に咲くヨウコウザクラ(陽光桜)は早咲きのようで、すでに花盛りを迎えていました。来週にはソメイヨシノも咲いて、上野公園はさらに賑わってくるのでしょう。今年初めて見る桜に、私も嬉しく写真を撮っていたところ、初めて見る鳥に遭遇しました。


動物園内だけに、え?放し飼い?と一瞬思ってしまいましたが、紛れもないインコです。東京にはこんなカラフルなインコが野生でいるんだ〜と驚きました。
桜と鳥の写真は愛好家にも好まれ、人気の緑の羽根で目の周りが白いメジロと桜で『サクジロー』なんて言われたりしていますが、この鳥は緑の羽根でくちばしが赤。色合い的にメジロに負けないくらいキレイじゃないですか。これは運がいいと喜んで写真を撮っていました。体長は40cm位とヒヨドリよりも少し大きめなので、小さなメジロに比べて撮りやすいですね。


そんなヒヨドリも同じ桜にやってきました。ヒヨドリは北海道でもおなじみの鳥。桜を撮っていれば、必ずお目にかかれるくらいの頻度で登場してくれます。おなじみ過ぎて、羽色もグレイなこともあり、メジロに比べると人気度は低めというヒヨドリにとっては大きなお世話な話。


今回初めて出会ったこの緑の大きなインコの名前は「ワカケホンセイインコ」。
ペットで飼われていた鳥が逃げて野生化して増えていると言われている鳥でした。最初のうちは初見の鳥に嬉しくて写真を撮っていましたが、徐々にこの鳥の行動に不安になってきました。

次々に花を落としていくのです。

桜の花がまるごとボトボト落ちてくる様子に、あれ?と思い見上げてみたら、この鳥を見つけた次第です。
萼のもとのところにある部分にある、何かを食べているのでしょうか。くちばしを交差してちぎってはポイ。ちぎってはポイと、そのスピードの早いこと!
途中でヒヨドリと喧嘩になりましたが、体が少し大きいせいか、すぐにインコが勝ちました。


閉園時間に再び見に来ると、今度は仲間のインコもやってきて、2羽でちぎってポイを繰り返していました。多くの人は花吹雪に喜んでいらっしゃったようですが、せっかく咲いたばかりの花なので、私的にはちょっと残念に思えたのでした。どうか集団で飛来しないでと願うばかり。その点ヒヨドリはくちばしを花に突っ込んで蜜だけを吸っていくので、花は傷つかず、交配のお手伝いにもなり平和だなあと思えます。
東京で初めて見た鳥『ワカケホンセイインコ』とその行動に驚いたお話でした。

ちなみに、喉元から首にかけて黒帯のような線がついているのは、オスの成鳥だそうです。首にかったような緑()のインコ=ワカケホンセイインコ=輪掛本青鸚哥。ツキノワインコという別名もあるそうです。そちらの方が覚えやすそうですね。

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