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ヨウスコウワニと太鼓



ヨウスコウワニ

波を立てず、顔を少し出して、プカリと浮かぶヨウスコウワニ。
水中にいるのは、オスのヨウヨウ。
陸にいるのは、メスのスウスウ。
円山動物園の2頭は、毎年、2~3月に繁殖時期を迎えます。


スウスウ

旧は虫類館では、展示ガラスを叩く音によって、繁殖行動誘発に成功し、
繁殖を成功させた実績があります。
新は虫類館で、同じ方法は困難な状況。(厚いアクリルガラス)
ということで、太鼓の音で、繁殖行動を誘発させられるか?という実験が行われました。
(実験は3月5日(月)11時過ぎから実施)
ジャンベ 縄文太鼓太鼓は、西アフリカの伝統楽器「ジャンベ」(奥の赤いロープの太鼓)と
縄文太鼓(手前の太鼓)が使われました。
ジャンベは、1本の木をくり抜いて作られ、ヤギの皮が張られています。
縄文太鼓は、土器で作られています。
吹き抜けになっている2階から、姿を見せずに太鼓を演奏されていました。


途中、メスの方が鳴き始めたのですが、オスは無反応のまま。
しばらく続けられていましたが、変化も見られないようなので、実験終了。
↑旧は虫類館での繁殖行動。(2010年3月撮影)
ヨウスコウワニの求愛(2010年3月25日記事)
ロンドンの動物園では、ドアを強く締める音で誘発されているとか。
飼育下での繁殖に、世界各国で工夫と努力を積み重ねられているんですね。
円山の新は虫類館でも、是非、成功させていただきたいと思います。

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