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ゼニガタアザラシ「ジージー」の国内最高齢で逝く

2025年11月4日(火)、円山動物園のゼニガタアザラシ、ジージー(メス/36歳)が亡くなったそうです。食欲不振や嘔吐、活力の低下が進んだため、11月3日(月)から非公開の室内に移動したところ。
ジージーは現在国内飼育下のゼニガタアザラシの中で、最も高齢な個体。若い頃から円山動物園の人気者で、おたる水族館出身ならではの(笑)、水面をバシャバシャ叩きながら餌を要求する元気な個体でした。オスの※ミサキとの間に4頭を繁殖した経歴を持ちます。ミサキの具合が悪い時には、自分の食欲も落ちてしまったり、子どもを想う気持ちも強い、優しいジージーでしたね。永い間、癒やしと楽しみをたくさんもらえたことに、感謝しています。

以下に、最近のジージーの写真と、ジージーのプロフィール、出産歴を記します。

※ゼニガタアザラシ ミサキ 1993年10月29日円山動物園に来園 2012年11月19日肺炎にて死亡 (推定19歳以上)

10月に入り、穏やかな日和の時には、ジージーはよく陸にあがって日差しを浴びながら、しばらく休んでいる姿を見ました。顔まわりなど、今年は少し黄色っぽくみえていましたが、汚れだそうです。

10月上旬の頃はまだ少しふっくらしていましたが・・

最近は魚を食べないこともあり、その分、体もほっそりしてきたので、気になっていました。

私が最後にジージーの姿を見たのは10月31日。プールの底にたくさん魚が放置されたままで、ジージーはサブプールのスリットから見えづらいところで、じっとしていました。
寂しくなります。
円山動物園では、「ゼニガタアザラシ」は飼育断念種とされているので、今後は飼育されないかもしれません。

円山動物園HP ゼニガタアザラシの「ジージー」について
円山動物園HP ゼニガタアザラシの「ジージー」が死亡しました

【ジージーのプロフィール】
1989年4月16日 おたる水族館生まれ
1991年10月31日 円山動物園に来園
2004年5月10日 メイ(メス)出産→上野動物園へ移動
2009年4月21日 まる(オス)出産  体重約14.7kg 体長約85cm (出生時)
2010年4月29日 さくらこ(メス)出産 体重19kg 頭胴長73cm (5月5日計測)
2012年4月26日 ちはる(オス)出産 体重19.5kg 頭胴長80cm(4月27日測定)
2018年12月9日 ホッキョクグマ館へ移動
2025年11月4日 死亡(国内最高齢)

【ミサキとジージーの子どもたち】
第1子 メイ(メス) 2004年5月10日生/2007年3月28日上野動物園へ移動/2010年3月12日肺膿瘍にて死亡
第2子 まる(オス) 2009年4月21日生/2010年5月30日おたる水族館へ移動
第3子  さくらこ(メス) 2010年4月29日生まれ/2012年10月22日急性出血性腸炎にて死亡
第4子  ちはる(オス) 2012年4月26日生まれ/2018年7月19日ホッキョクグマ館へ移動/2020年11月2日死亡

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