アザラシの夫婦愛

円山動物園には、ゼニガタアザラシ2頭と、ゴマフアザラシの3頭がいます。
写真は、ゼニガタアザラシの夫婦、ミサキ(オス)15歳と、ジージー(メス)19歳です。

昨年の終わりから、ミサキの目の具合がよくなく、
先日、その診断・治療のため、一週間ほど、夫婦は離れ離れ、別飼いされていました。
その間、奥さんのジージーは、寂しさからか、いっさい餌を食べなかったそうです。
ミサキの診断結果は、緑内障。残念ながら、ほとんど見えないそうです。
これ以上悪化させないために、目薬を一日数回点眼することになりました。
(↑餌の時間に点眼中、口から餌のホッケがだらだらと・・お口拭いて！状態です(^▽^;))

そんなジージーも、ミサキが戻ってからは、食欲も戻り、ガンガン食べます。
ホッケを尻尾から口に入れられても・・・


ちゃんと逆さまにし、頭から食べます。


体の構造も勉強させてもらいました。
オスのお腹には、2つの穴があり、指をさしているところが、おへそ。
その下の穴からは、繁殖行動する時に、生殖器が出ます。


足ヒレの間に、尻尾。


足ヒレはこんなに開き、泳ぐ時に、パタパタさせて進みます。
鋭い爪もありますね。


さあ、もう餌もおしまい。


飼育員さんは、隣のゴマフアザシの方に行ってしまいました。




かわいいアピール姿に、お客さんたちからは笑みがこぼれていました。
夫婦一緒だと、うれしくて、食欲増進！のジージーでした。