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ホッキョクグマ「マルル」今度は熊本から釧路へ移動 九州ではゼロに!?

熊本市動植物園のホッキョクグマ、マルル(メス/12歳)が、北海道の釧路市動物園に移動するこが、2025年11月4日(火)両園から発表されました。マルルは2025年12月8日(月)に釧路市動物園に向け出発、数日かけて到着した後、馴致期間を経て、2026年1月3日(土)に一般公開される予定とのことです。マルルは北海道の札幌市円山動物園で、2012年12月8日に双子のポロロ(とくしま動物園在住)と共に生まれた個体で、1歳2ヶ月の時に熊本に移動しました。11年9ヶ月の時を経て、再び北海道に戻ってくることになります。長く過ごした熊本市動植物園では、出発までの期間にマルルの「お別れ会」「誕生日会」「スペシャルガイド」など数々のイベントが予定されているようです。

熊本市動植物園HP ホッキョクグマ「マルル」お引っ越しのお知らせ
釧路市動物園HP 2025年11月4日(火曜日)ホッキョクグマが来園します

マルル(写真中央)は、札幌市円山動物園で2012年12月8日にポロロ(メス/写真左)と共に誕生。
父はデナリ(1993.11.09-2023.09.05)、母はララ(1994.11.20- )。

マルル(左)は、1歳2ヶ月になるまで、母親・ポロロ(右)と円山動物園で過ごしました。

当時、親子の写真がラッピングされたジェイアール北海道バスが、札幌市内を運行していた期間もありました。(現在は終了しています)

2014年3月3日、マルルは熊本市動植物園へ、ポロロはとくしま動物園へ一緒に旅立ちました。

熊本市動植物園に移動した、マルル(1歳)。
2014年3月21日から一般公開が始まりました。

熊本市動植物園の広く深いプールに入っている水は、阿蘇山からの湧水。観覧エリア側にある柵の隙間から、以前はよく、飼育員さんが餌やおもちゃが投げ入れられたこともありました。他の園館でも同様の問題は起きていますが、柵の隙間から一般来園者からの落下物があるとのことで、のちに柵には網が貼られたり、アクリルガラスが貼られるようになりました。

最近では、上から吊るされたフィーダーの中に餌が仕込まれ、マルルがプールから物を当ててそれを取り出すのがお馴染みになっているようす。

マルルが熊本市動植物園に移動して間もない頃は、のぼりがたくさん立てられたり、歓迎する展示などがいろいろありました。こういう気持ちが温かくなる展示は、釧路市動物園も得意。
マルルが来園する前には、ミッキー(1984.?-2012.09.18)というオスのホッキョクグマが暮らしていました。

10年経っても、大切に展示されていたマルルの横断幕。

2016年4月14日に熊本地震が起きたあと、休園期間もあり、熊本の皆さんはしばらく大変な時期を過ごされていました。
熊本市動植物園では、現在サバンナエリアの整備工事を進められるなど、少しずつ新しい動物園スタイルに向けて計画が進められているようすです。

こちらは、マルルが新しく暮らす予定の釧路市動物園のホッキョクグマ舎。(2025年5月撮影)
熊本同様に、陸と深く広いプールがある形で、プール側が観覧エリア。隣にはサブ放飼場もあり、釧路の方が少し敷地面積が広いと思います。

マルルを迎えるにあたり、現在獣舎の整備がされているので、マルルが到着する頃にはもう少し整えられていると思います。

釧路市動物園には、昨年までキロル(2008.12.09–2024.11.08)というオスのホッキョクグマが暮らしていました。キロルはマルルの実兄。

今回マルルが移動することで、九州には(一時的に?)ホッキョクグマがいなくなることなります。
今年2回目の九州のホッキョクグマ→北海道移動のパターン。
繁殖をベースに考えられた計画的移動だと思いますが、気候変動への配慮もあるのでしょうか?
(たまたまかもしれませんが・・・^^;)
写真は今年(2025年3月)に平川動物公園(鹿児島)から北海道の札幌市円山動物園に移動したライト(オス/11歳)。

九州から北海道へはかなり遠方となります。マルルが1歳の時に移動した頃は飛行機が使われましたが、最近は陸路+海路のパターンが多い気がします。どのルートを使われるかは未発表ですが、時間がかかることは必至。

マルルが無事に移動出来るよう、お祈りしています。
昨年(2024年)に生まれた3頭の子どもたち(ライ・うみ・そら)絡みの移動も、この先には気になる案件となってきます。

円山動物園で親子で暮らしていた時の映像です。

マルルが熊本に移動した頃の映像です。

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