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【しろくまにっき】少しずつ洞窟内に近づきつつあるライト

(Lila the Polar Bear, female 10 years old, Sapporo Maruyama Zoo,2025.10.02)
2025年10月2日(木)。
先月の休園日に壁のツタが少し外されたため、大放飼場の扉周辺がスッキリしています。リラ(メス/10歳)がこちらに移動してきた頃は青々していたツタの葉でしたが、ここ数日で紅葉が始まりつつあります。

今日は珍しく担当飼育員さんの2人共が不在のため、代番の飼育員さんが担当されており、給餌タイムの事前放送はなく、気づいたらすでにライト(オス/11歳)が餌を探し回っていました。
(ホッキョクグマ館で屋外給餌が行われる時には、通常は事前放送が入ります)
ライトはよく魚を食べる時には、上を向きつつ魚の向きを転換させ、魚の頭から食べるという手法を取りますが、今日はその際に、大ホッケをうっかり落としてしまいました。

そのタイミングを逃さないカラスが、ライトの背中に乗ってアタック!

ホッケが大好きなライトは、当然取られまいと怒り、前身を持ち上げ右手を振り上げて攻撃しようとしていましたが、それが明後日の方向だったのが、ちょっと残念でした。カラス(矢印)はライトの後方に飛んでいったのです。邪魔はされてもホッケはしっかり食べることが出来たライト。

しかしカラスの手口も敵ながらあっぱれというところ。ライトにも経験を積んで、よい対応策を生み出してほしいものです。

洞窟の奥の方にも、餌が入ったガス管がセットされていました。何も入っていなければスルーするライトですが、餌が入っている時は体を伸ばしてニオイ確認、そして引き寄せようとします。
トンネルは一度くぐった経験はあるものの、相変わらず全身を洞窟内に入れようとしないライトですが、よく見れば後ろ脚はコンクリートの上に乗っています。

2ヶ月で数十センチ前進したライト。ライトのゆっくりペースと、確実に前進していることがわかりました。

ガス管を手前に引き寄せ、倒してから中身を食べるライト。中には小さな魚とニンジンが入っていましたが、全部食べたかどうかは、見えませんでした。

リラの給餌には少し大きめの肉をもらっていました。なぜかすぐに食べないで、ひと呼吸おいてから食べ始めました。

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