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円山オオカミず 854 新しくなった木柵とエゾシカ・オオカミ舎の思い出


雪解けが進む3月。雪で真っ白だった放飼場の半分くらいは地面が見えてきました。シンリンオオカミのジェイ(オス/15歳)が暮らすオオカミ舎は、2008年4月11日にオープンした施設で、まもなく13年になります。この度、屋外からの観覧スペース前の木柵がリニューアルされていたので、昔の写真を思い出しながら、振り返ってみたいと思います。


エゾシカ・オオカミ舎は、2008年4月11日(金)にオープンした施設。今回は、写真右手にある木柵が新しくなりました。


エゾシカ・オオカミ舎オープン初日の様子です。当時のシンリンオオカミは、キナコ(メス)の1頭だけでした。キナコの誕生日は、2000年4月12日なので、明日8歳の誕生日迎えるという日でした。貼られたばかりの芝生、カエデの木に鳥居支柱、小さな水場、盛り土の丘、とても懐かしい風景です。ここから数々の改修が加えられて、現在に至っています。


2階からのスロープから見る2008年当時の景色です。正面の八重桜の木はまだ健在ですが、その先の獣舎(エゾシカ・ラクダ・ラマ)はなくなり、現在は、エゾヒグマ館があり、さらにその先にはホッキョクグマ館が出来ています。


新しい芝生の上で休む、オープン当時のキナコ(メス/8歳)。(2013年1月8日死亡)


オオカミ舎の反対側にはエゾシカ舎。当時はまだ名前がなかったオス1頭(左上)と、来園したばかりのメス4頭(中央)が暮らしていました。


エゾシカ・オオカミ舎がオープンしてから今年で13年。観覧スペースの木柵は、今まではステインを塗るなどの養生はされていましたが、この度はリニューアルされることに。(写真は2021年1月撮影)


2021年3月16日(火) 旧木柵はすでに撤去され、新しい木柵設置が始まりました。


2021年3月16日(火) オオカミは非展示なのかなと思ったら、コンパネで目隠しされただけで・・・


2021年3月16日(火) ジェイはその反対側で昼寝していました。


2021年3月17日(水) もう翌日には完成しており、早いですね。


2021年3月18日(木) 今日から通常展示です。「柵にはさわらないでね」という注意書き。


新しくなった木柵はどうですか? いつも通り、穏やかに過ごすジェイ。


数日前は、雪解けでどろんこの足でしたが・・・


すっかりきれいな足で、歩き回るジェイ。シャンプーするわけでもないのに、本当に不思議です。ジェイは、来月4月25日に16歳の誕生日を迎えます。


エゾヒグマ館側の木柵はそのままかな?

【ジェイの紹介】
2005年4月25日 富山市ファミリーパーク生まれ(父サスケ・母ナナ)
2008年7月29日 群馬サファリパークから円山動物園へ移動
2010年5月14日 長男ルーク誕生(母キナコ)
2011年5月9日  ユウキ(オス)、ショウ(オス)誕生(母キナコ)
2013年1月8日 キナコ死亡
2015年12月10日 ユウキがとくしま動物園へ移動
2019年5月8日 ルーク死亡
2019年11月6日 ショウが平川動物公園へ移動
以降、1頭で暮らす生活です。
円山動物園では、ジェイを最後に、シンリンオオカミの飼育は終える予定としています。

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