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レッサーパンダ帳 577 セイタとココの孫「ケル」の訃報

(レッサーパンダ リリィ(メス/当時7ヶ月) 札幌市円山動物園 2011年2月25日)
円山動物園で生まれ、埼玉県こども動物自然公園へ移動、その後繁殖相手であるオスのコウタ(2017年8月21日没)と共に、チリのメトロポリタン公園内にあるチリ国立動物園へ移動した、シセンレッサーパンダのリリィです。正確な日付はわかりませんが、すでに亡くなっています。
チリ国立動物園でコウタとリリィの間に、2015年12月25日、オスのケルが誕生しました。ケルはチリで誕生した初めてのレッサーパンダとなったわけですが、7歳7ヶ月で亡くなったことが発表されていました。

(写真:レッサーパンダ ライラ(左)リリィ(右) 札幌市円山動物園 2010年10月13日)
ケルは、遺伝的原因による心臓疾患が見つかった2018年までは健康状態であったとあります。定期的に検査を受けつつも、2021年には合併症を発症。投薬治療を受けながらの生活。2022年半ばには心臓の状態が悪化しながらも、ケアにより安定した生活を送り、亡くなるまでのこの2ヶ月は休憩や短い散歩に多くの時間を費やしていたとのこと。3歳頃までは健康で暮らしていたけれど、それ以降は投薬治療を受けながら、穏やかな生活を送っていたということですね。
亡くなった日付は書かれていないようですが、発表は8月15日付でした。

(写真:リリィ 札幌市円山動物園 2010年10月11日)
円山動物園のセイタ(オス)とココ(メス)の間には、5頭(リリィ、ライラ、キン、ギン、ホクト)が誕生しましたが、残念ながら全頭亡くなっています。孫、ひ孫世代には、是非長生きしてもらいたいなあと願うばかり。

円山動物園がレッサーパンダの飼育を始めたのは2007年秋。セイタとココはご長寿さんで居てくれるので、ついそれを基準にしてしまいますが、意外と短命な感じも受けるレッサーパンダたち。レッサーパンダに限らずですが、個体個体それぞれの出会いを大切にしたいなあと思います。

(写真:リリィ(奥)、ライラ(手前))
リリィは円山動物園から埼玉県こども動物自然公園へ移動し、コウタ(オス)との間に、2013年7月10日、2頭のオス(キャラメル)を出産しています。
(ちなみにコウタは千葉市動物公園生まれ、エイタ(現円山動物園)と双子)

(写真:キャラ(オス) 福知山動物園 2015年10月18日)
キャラは、2014年4月21日に福知山動物園(京都)へ移動。
2016年6月22日 しらたま(メス)との間に(ミツ/オス)と(ヒデ/オス/2018年2月15日死亡)誕生
2019年7月10日 しらたま(メス)との間に令明(レイメイ/オス)誕生
2023年2月11日 キャラ死亡(9歳)

(写真:メル(オス) 天王寺動物園 2022年10月12日)
メルは、2015年4月21日に天王寺動物園(大阪)へ移動。

こうして見ると、リリィの子ども3頭はすべてオス(キャラ(没)・メル・ケル(没))。
リリィの孫3頭もすべてオス(光・秀(没)・令明)でした。
メルくん(10歳)の繁殖も期待したいですね。

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コメント

  1. らぶまま より:

    mayuさん…お久しぶりです。
    kelくん…亡くなったのですね😢病気の詳細も教えて下さりありがとうございます。今年…キャラくんも亡くなりましたので…メルくんにはみんなの分も長生きしてほしいです。投稿、ありがとうございました。

    • MAYU MAYU より:

      セイタは現在もお元気そうにご活躍中。
      ココはこの夏、表に出ることはあまりなく、再会を期待しているところです。
      (体調が悪いというわけではないです)

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