レッサーパンダ帳597 寝てるの？寝てないの？アップで確認した瞳孔

(Coco the Red  Panda, female 18 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2025.06.16)
屋内ガラス展示場の中にある、吊橋の上で昼寝しているココ(メス/18歳)。今月6月24日で19歳の誕生日を迎える、円山動物園レッサーパンダの中では最も年長者の個体です。若い頃には亡きセイタとの間に誕生した5頭の子を子育てし、現在は悠々独り暮らしの日々。近年は高齢ということもあり、寝ている時間が長めです。札幌も今週あたりからぐんと気温が上昇し始め、レッサーパンダたちも屋内で過ごす時間が増えてきました。ココの寝顔も比較的近くで見られる季節になりました。

動物も個体により、目を半開きのまま眠るようですが、ココもそのうちの1頭。

違う場所で寝ている時もそう。リラックスしている証拠でしょうか。
普段あまり見ることのない、レッサーパンダの瞳孔を小百合の写真で確認してみると。

(小百合(メス/8歳))
茶色の瞳の中に、ネコのような縦長楕円形の瞳孔が見えます。
レッサーパンダは完全なる夜行性というより、薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)=薄明(明け方頃)と薄暮(日没頃)に活動的になりますが、薄明るい、薄暗いに適した瞳になっているのでしょう。

そんな小百合のドアップを堪能出来た、ごはんタイムのワンシーンです。