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ジャイアントパンダ「タンタン」の訃報

(TanTan the Giant Panda ,female,Oji Zoo)
神戸という都会の中にも、こんな愛らしいパンダがいたなんて。動物園に出かける楽しみを持つまでは、パンダ=上野動物園、混雑という印象が大きかったものですが、王子動物園に訪問し、初めてタンタン(メス)に会った時には、なんて穏やかな空気が流れているのだろうと、驚いたものでした。立派なおとななのに、子どものように愛らしく小柄な容姿、一心に竹を食べ続ける姿、ごろごろと休む脱力系な姿など、ゆったりと見ているうちに、自然と心が癒やされていきました。不思議な魅力を持つタンタンでしたが、残念ながら2024年3月31日 23時56分に天国へと旅立ちました。心臓疾患に起因する衰弱死で、享年28歳でした。

神戸市立王子動物園HP ジャイアントパンダ「タンタン」病死ご報告

タンタンが過ごしていた屋外放飼場です。左側にはもうひとつのパンダ放飼場がありますが、そちらはオスのコウコウが使っていたようです。2頭が並んでいた時代にも、行ってみたかったです。

近年は、加齢による心臓疾患の療養のため、観覧制限となったり、ここしばらくはずっと非展示の状態が続いていました。

私が最後にタンタンに会えたのは2021年7月。その時は屋内展示のみで、人数制限、時間制限があるなかでの限定展示でした。仰向けでくつろぐ、珍しいポーズを見せてくれていました。

着ぐるみ感いっぱいの後ろ姿。

鼻がハートに見える横顔。たくさんの思い出に感謝。
どうぞ安らかに。

旦旦(タンタン) メス
1995年9月16日 中国四川省臥龍大熊猫繁殖センター生まれ(中国名:爽爽(ソウソウ・shuang shuang)
2000年7月16日 王子動物園に初代コウコウ(オス)と共に来園(日中共同飼育繁殖研究・阪神淡路大震災からの復興支援のため)→のちに初代コウコウの性成熟不全が判明。
2002年12月9日 2代目コウコウ(興興/オス)が来園。
2007年 タンタン初妊娠→死産
2008年 タンタン出産→産仔生後4日目に死亡
2010年9月9日 人工授精のための麻酔後に2代目コウコウが急死
2020年 中国へ返還が決定するもコロナ禍・タンタンの病状のため延期
2024年3月31日 23時56分 永眠(28歳)

タンタンに会えた時のまとめ映像です。

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