プールの縁に寄りかかって休む在りし日のミナミ。クマなんだけど、動作がポヤンとしていて、くまのプーさん的な癒やしを感じたヒマラヤグマのミナミです。3月からふらつくなどの行動が見られ、検査、治療を受けていていましたが、残念ながら亡くなってしまいました。26歳2ヶ月でした。詳しい死因については調査中とのこと。
円山動物園HP ヒマラヤグマ「ミナミ」が亡くなりました
円山動物園HP ヒマラヤグマ「ミナミ」の治療について
ミナミは(左)は・・
1995年1月10日 阿蘇カドリー・ドミニオン生まれ
2000年10月10日 円山動物園に来園
2012年10月26日 世界の熊館からアジアゾーンに引っ越し
2012年12月12日 アジアゾーンOPEN
2021年4月4日 死亡(享年26歳2ヶ月)
世界の熊館で、投げ入れてもらったニンジンを食べていたミナミ。
ミナミ(左)とトモ(右)は、単独行動していたり、一緒に何かをしていたり。
昔は自然風に岩が並べられていたプール縁でしたが、その上をスイスイ歩いていたミナミ。おそらく歩けないように岩場設計にしたのかな?と勝手に想像しましたが、動物は超えてきますね。
現在のフラットな縁以上にデンジャラスですが、そこを歩いてしまうのですから、やはりクマに高所恐怖症はないのでしょうか?
息荒くエスカレートさせながら、じゃれていたのか?喧嘩していたのか? トモ(上)ミナミ(下)
何かにもたれかかりながら座る姿は、以前からよく見られていました。どちらもミナミ。春夏に比べ冬は毛が長くなるのも、よくわかりました。
場所の取り合い、モノの取り合い、よくもめていましたが、でもなんだか楽しそうでした。
前担当飼育員さんが麻袋に描かれた2頭の特徴。口吻部分の感じ、胸のV字模様の違い。
今日もトモはいつもの場所で、たくさんの麻袋の上ですやすやと寝ていました。もうミナミのぬくもりを感じることはないのですね。園内には、死に別れて、現在独り暮らしの個体も結構いて、皆淡々と受け入れているのかなあなどと、いろいろ思うこともあります。トモには、これからも健康で長生きできますように、太りすぎず、でも時々は美味しいものももらって、穏やかに過ごせますようにと願います。
ミナミの思い出も数々ありますが、一部を集めてみました。
過去のヒマラヤグマの記事はこちらから↓
コメント
この社会状況がおさまったら円山へ・・・と、トモとミナミに会うのを夢見ていました。
悲しいです。
寿命あるのが生き物だと分かっていても、つらいものですね・・
宮の森さま、いつも近くで彼らを見守ってくださって、ありがとうございました。
ともが、あまり落ち込まず、元気でいてくれることを願っています。
少し目が離れ気味でトローンとした癒し系のお顔ながら実はトモちゃんより強かった(?)お姉ちゃん格のミナミちゃん。
以前世界の熊館に居た頃は、時々モメながらも仲良くじゃれ合って遊ぶミナミちゃんとトモちゃんの姿に、まるで女子中高生がキャッキャしている声が聞こえてくるようでした。
アジアゾーンに移動してからは、ガラス越しにしかふたりに会えなくなってしまったので、ふたりの息づかいがあまり聞こえなくなってしまい、少し残念に思いました。
若々しく思っていたふたりもいつの間にか高齢ですものね・・・。
MAYUさんの♪トモとミナミ♪のメロディーの数々の動画もとても楽しませていただき、ふたりの魅力を大いに知ることができました。
もうあのお気に入りの水飲み場でミナミちゃんがお昼寝している姿を見ることができないと思うと、とても寂しく涙が出ます。
トモちゃんにはぜひ元気で長生きしてもらい、また、できれば円山でこれからもずっと長く継続して愛らしいヒマラヤグマ達に会えたらと思います・・。