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アムールトラ アイの訃報


円山動物園のアムールトラ、アイ(メス/18歳)が、1月10日(日)の朝、亡くなったそうです。詳しい死因は病理解剖後に発表されるそうですが、昨年(2020年)7月に悪性の乳腺腫瘍が確認されており、そのためだと考えられています。昨年(2020年)3月1日に、当時国内最高齢だった日本平動物園のナナ(メス/21歳)が老衰のため亡くなって以降、アイが最高齢となっていました。アイは、2017年にも一度具合が良くない時期がありましたが、担当飼育員さん、獣医さん達のケアと、アイの強い生命力で、見事に持ち直し、今日まで長生きしてくれました。
※病理解剖結果、死因は乳腺腫瘍とその腹壁、肝臓、肺への転移ということだそうです。(2021年1月13日公開)
円山動物園HP アムールトラの「アイ」が亡くなりました


今日、屋内展示場のガラスに貼られていた、悲しいお知らせ。


昨年末、開園最終日にも、力強い歩みを見せてくれていましたが・・


年明けから、食欲不振が続いていたそうです。


寒帯館から旅立ってしまったアイ。


最後に表示された体重は、年末12月31日の1360kg。


冬季は水を抜いてしまいますが、夏場はよく水浴する姿を見せてくれました。閉園の音楽がなる頃に、よく入っていましたね。

アイは・・

2002年7月16日 ベルリンティアパーク動物園生まれ
2004年6月11日  円山動物園に来園  タツオとペアに
2010年12月13日 タツオが一時おびひろ動物園へ移動
2010年12月16日 リングが円山動物園に来園 アイとペアに
2012年2月9日  リングは釧路市動物園へ帰還 (繁殖ならず)
2012年12月7日  タツオが円山動物園に帰還 再びアイとペアに
2016年8月18日 タツオ死亡(慢性腎不全)
2021年1月10日  アイ死亡

 

熱帯動物館時代は、タツオとほぼ通年同居しており、年齢も若かったこともあり、ハツラツ元気なアイの思い出がたくさんあります。タツオの移動、リングの来園で落ち着かなかったこと、アジアゾーンに入居後もしばらく興奮していたことなど。円山動物園のアムールトラは「タツオとアイ」という時代を見てきた者としては、ひとつの時代が終わってしまい、寂しい気持ちもありますが、短くとも時間を共にした嬉しさもあります。次は、アムール川の近くで野生として生まれ変わってはどうでしょう。円山動物園では、楽しい時間を過ごさせてもらい、どうもありがとう。トライデーの連載は、見出しを作るのに手間がかかったけれど、楽しかったです。(笑)

コメント

  1. 匿名 より:

    アイちゃん、逝ってしまいましたか・・・最期まで頑張りましたよね。
    私もアイちゃんというと、若くて元気で可愛く美しく、ちょっと面白い性格の印象があります。
    タツオにはツンデレっぽく(?)、でもタツオのことが大好きなアイちゃん。
    大きく立派で優しいタツオと若々しく元気なアイちゃんの姿には、たくさん楽しませてもらいました。
    タツオの晩年には、元気で可愛いアイちゃんの存在がタツオの支えになっている気がしていました。
    以前体調を崩した時も持ち直してくれ、毛並みも美しかったので、今回もと期待していたのですが・・・。
    円山のなじみの子たちがいなくなってしまうのはやはり寂しいですね。
    アイちゃん、どうもありがとう。安らかに。

  2. ぼの より:

    ついにその日が来てしまったのですね。
    毅然と前を見てゆったり歩んでいた姿を思い出します。
    しんどそうな時でも美しくカッコ良いアイちゃん、大好きでした。
    貴方のいない円山は寂しすぎるよ。。

    長いこと会いに行かせてくれてありがとう。ゆっくり休んでください。

  3. こせつ より:

    素晴らしい映像をありがとうございます。
    UPされてから何度も何度も拝見いたしました。
    動物園という限られた中でも、立派に生きることを全うした姿は何度見ても胸を打たれます。
    今頃はタツオとの再会を果たしているのか、それともまだゆっくり休んでいるのでしょうか。
    素晴らしい姿を見せてくれたアイちゃんに心からの感謝を捧げます。

    マルルが熊本に移動してからマルルのところで偶然お会いすることができ、お話をさせていただきました。
    その後もずっとブログやYouTubeを拝見しています。
    雪の円山に行くこともかなわず、MAYUさんの円山からの便りを楽しみにしております。
    どうかお体にお気をつけて、また楽しいブログを待っています。

    • MAYU MAYU より:

      こせつさん 
      お久しぶりです。昨年は、九州に行く予定でしたが、残念ながら直前にキャンセルしてしまいました。
      再び訪れることが出来るといいなあと、楽しみに待っています。
      変わらず、ありがとうございます。これからも、よろしくお願いいたします。

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