(Lara the Polar Bear, female 30 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2025.09.30)
2025年9月10日(水・休園日)にホッキョクグマ館に移動したララ(メス/30歳)が、9月30日(火)にメイン放飼場に登場し、終日公開となりました(ライトは非展示)。終日公開といっても、寝室への扉は開放され出入り自由になっているため、姿を観られない時間は長めでした。給餌の時間と、屋外に出たい時以外は、屋内で休んでいたララです。
リラとララの展示場交替は期間限定で、9月10日から1ヶ月程度とされており、ララは間もなく元の旧世界の熊館に戻る予定。今後のララのメイン放飼場公開も未定とのことですが、期間中にまた観られると嬉しいですね。
今日の展示個体の表示は、手書きで「ララ」とありました。
今日のライトは、寝室+サブ放飼場で過ごしており、非展示でした。
ララとリラが交替して以降、サブ放飼場の出入り口前には砂利が積まれ、段差を少なくし、ララを放飼する準備がされていました。
ララは開園前には屋外に出ていたようで、すでに岸辺にはララの糞が残されていました。相変わらずプールにお尻を向けて用を足すララには、クスリとします。
探索行動中、キーパー用階段にも登りかけましたが、やめました。
堀への階段も見下ろしていましたが、降りませんでした。気が向けば降りるかも?しれません。
この階段をホッキョクグマで初めて降りたのはララです。次に娘のリラ。デナリ、ホクト、ライトは降りていないはずです。
15時08分より屋外給餌がありました。(朝ごはんは開園前、昼は屋内給餌?)
放飼場のあちこちに隠された餌を探して回るララ。旧世界の熊館でも毎日隠した餌を探しているだけあって、6年9ヶ月のブランクを感じさせないほど快調に探し当てていました。
ホッキョクグマ館オープン当時は芝生のような草地も、長い月日と共に、ぼこぼこした小さな段差のある地面へと変わっています。そんな微妙な変化もいい刺激となる反面、久しぶりに来た高齢のララへの負担にはならないかと、慎重に対応されているようです。
ララが暮らしていた6年前からは、倒木がなくなっていたり、新たに岩が配置されていたりと、かなり模様替えが行われています。少し歩くルートが変わりましたが、行動仕様は以前のララと同じだったので、安心して観ていられてました。
飼育下では配慮する面はあるにせよ、野生動物たちにはやっぱり地面の上の方が生き生きするだろうなあと、改めて感じました。
最近、カラスの飛来数が多い動物園内。あちこちにカラスよけのカイトが設置されています。
ホッキョクグマ館にも昨日1つ設置されました。少しでも効果があるといいのですが・・・
10歳のリラは、(縁に上がってしまう心配もなく)大人しくプール遊びをしています。
白い湯たんぽを顎で押さえて・・
スイーッと。
ブルブル〜。
若い頃のララのように、扉横の壁で背中を擦るリラ。壁のツタの紅葉が始まっていると同時に、リラの緑化が増している気がします。うっすら緑だったのが、濃くなってきたような・・
ララがプールからあがり、スリスリしていた様子の、23歳と30歳の比較映像です。
↓関連記事はこちら↓
コメント