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日本のユキヒョウたち2025 18頭→14頭へ

ユキヒョウファンなら、顔を見ただけで個体識別は簡単でしょうか?
2025年がスタートした頃は、日本の動物園のうち8園館に18頭(写真)が元気に暮らしていましたが、病気などで9月現在までに4頭が亡くなってしまい、14頭となってしまいました。ユキヒョウは国際希少野生動植物種でもあり、飼育している園館も限られています。ユキヒョウに会える機会というのは、とても幸運なことなのです。

今年(2025年)は5月28日にリーベ(22歳)、8月9日にヴァルデマール(21歳)、8月14日にフク(8歳)、9月20日にユッコ(16歳)が亡くなってしまいました。
リーベは私にとっては初めて会ったユキヒョウであり、その娘ユッコには誕生の時から近くで観ていたこともあり、2025年はとてもとても寂しく感じる年になってしまいました。20年前後の寿命と思えば、意外とあっという間なのかもしれません。日本のユキヒョウたちの未来はどうなっていくのでしょうね。

以下 年齢順に日本国内のユキヒョウたち(2025年)をご紹介。

リーベ(メス) 浜松市動物園
2003年5月12日 ポーランド Krakow動物園生まれ
2006年7月28日 ニュルンベルグ動物園(ドイツ)より札幌市円山動物園へ移動
2009年5月2日  ユッコ(メス)とヤマト(オス)出産(初めての繁殖) 父アクバル
2011年5月1日 リアン(メス)出産 父アクバル
2018年2月16日 浜松市動物園へ移動(2月17日到着)
2025年5月28日 扁平上皮癌(右頬、肺)・小腸腺癌により死亡(享年22歳)

ヴァルデマール(オス) 多摩動物公園
2004年5月23日 ルケアサーリ動物園(フィンランド)生まれ
2006年5月17日 多摩動物公園に来園
2009年7月2日  息子ユキチ誕生(繁殖相手ユキ)
2025年8月9日  多臓器不全により死亡(享年21歳)
ヴァルデマールという愛称は、中世デンマークの大王ヴァルデマール(Valdemar)より。

ミルチャ(メス) 多摩動物公園
2008年6月26日 多摩動物公園生まれ 父シンギズ 母マユ
ミルチャ(海松茶)という言葉は色の名称。海松茶(ミルチャ)という色は、海松色を褐色がらせた暗い黄緑色で、母マユの「マ行」で始まることで選ばれたそうです。

ユッコ(メス) 神戸市立王子動物園
2009年5月2日 札幌市円山動物園生まれ 父アクバル 母リーベ
2010年11月14日 多摩動物公園へ移動
2012年3月14日 神戸市立王子動物園へ移動
2025年9月20日 死亡(享年16歳) 死因は肺炎と推定(後日正式発表)

ミミ(メス) 多摩動物公園
2009年5月13日 ザルツブルク動物園(オーストリア)生まれ
2010年4月30日 多摩動物公園に来園
2017年6月2日 フク(オス)を出産(初めての繁殖)父親はコボ

ユキチ(オス) 東山動植物園
2009年7月2日 多摩動物公園生まれ 父ヴァルデマール 母ユキ
2010年5月12日 東山動植物園へ移動
ユキチという愛称は、母の名前と、歴史上の偉人の名前=福沢諭吉から。

ジーマ(メス) いしかわ動物園
2010年5月10日 ライプチヒ動物園(ドイツ)生まれ
2012年3月26日 旭山動物園に来園
2016年4月19日 リヒト(オス)出産  父ヤマト
2019年7月19日 ユーリ(メス)出産 父ヤマト
2022年1月17日 いしかわ動物園へ移動
2023年3月31日 ヒメル(メス)出産 父スカイ
ジーマ(Zima)という愛称は、ロシア語の冬(зима)という言葉から。

シジム(メス) 札幌市円山動物園
2010年5月16日 ノルデンスアーク(スウェーデン)生まれ
2011年12月14日 札幌市円山動物園に来園
シジム(Sisim)という愛称は、生息地中央アジアにある地名から。

リアン(メス) 東山動植物園
2011年5月1日 札幌市円山動物園生まれ 父アクバル 母リーベ
2016年3月30日  東山動植物園へ移動(3月31日到着)
リアンという愛称は、フランス語の絆という意味。

アサヒ(メス) 大森山動物園(秋田)
2011年5月25日 多摩動物公園生まれ 父シンギズ 母マユ
2021年3月18日 大森山動物園へ移動(3月19日到着)
2022年4月30日 ヒカリ(メス)を出産(11歳で初産は国内最高齢) 父リヒト
アサヒという愛称は、日本の百名山のひとつ、朝日岳(山形県)から。
スカイと同腹兄弟。

スカイ(オス) いしかわ動物園
2011年5月25日 多摩動物公園生まれ 父シンギズ 母マユ
2013年3月8日  いしかわ動物園へ移動
2023年3月31日 娘ヒメル誕生(繁殖相手 ジーマ)
スカイという愛称は、日本百名山のひとつ、皇海山(栃木県・群馬県)から。
アサヒと同腹兄弟。

コボ(オス)  多摩動物公園
2013年6月29日 アシニボイン動物園(カナダ)生まれ
2015年12月17日 多摩動物公園に来園
2017年6月2日  息子フクが誕生(繁殖相手 ミミ)

リヒト(オス)  大森山動物園
2016年4月19日 旭山動物園生まれ  父ヤマト 母ジーマ
2018年3月30日 大森山動物園へ移動 (3月31日到着)
2022年4月30日 娘ヒカリ誕生(繁殖相手アサヒ)
リヒトという愛称は、ドイツ語で光という意味。

フブキ(オス) 札幌市円山動物園
2017年5月24日  モスクワ動物園(ロシア)生まれ
2018年12月20日 神戸市立王子動物園に来園(1歳) ユッコ(メス)との繁殖目的
2023年2月8日 多摩動物公園へ移動(5歳) ミミ(メス)との繁殖目的
2024年3月15日 円山動物園へ移動(6歳) シジム(メス)との繁殖目的

フク(オス) 多摩動物公園
2017年6月2日 多摩動物公園生まれ 父コボ 母ミミ
2025年8月14日 胃拡張・胃捻転により死亡(享年8歳)
フクという愛称は、たくさんの「福」が訪れることを願って。

ユーリ(メス) 旭山動物園
2019年7月19日 旭山動物園生まれ 父ヤマト 母ジーマ
ユーリという愛称は、ドイツ語で7月を意味するユーリ(Juli)から。

ヒカリ(メス) 札幌市円山動物園
2022年4月30日 大森山動物園生まれ 父リヒト 母アサヒ
2024年10月23日 札幌市円山動物園に来園
ヒカリという愛称は、父リヒト(ドイツ語で光という意味)と母アサヒ(朝日)つながりで、「光あふれる明るい未来に、はばたいて育ってほしい」という願いから。

ヒメル(メス) いしかわ動物園
2023年3月31日 いしかわ動物園生まれ 父スカイ 母ジーマ
ヒメルという愛称は、母ジーマの故郷ドイツ語で空(スカイ)を意味するHimmel( ヒメル)から。

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