
2025年12月23日(火) 曇り 5.0℃/2.0℃ 日の出時刻 08:19 日の入り時刻16:32
ドイツのカールスルーエ動物園3日目です。今日はカールスルーエ動物園だけを楽しみ、カールスルーエの街を後にします。クリスマスマーケットの開催は12月23日まで、クリスマス当日は家族と過ごすのが通常のようです。
09:40 カールスルーエ動物園(3日目)
15:30 カールスルーエ動物園退園
17:00 ICEに乗車 フランクルトへ向かう
18:20 ホテルにチェックイン

9時30分過ぎ。今朝は少しだけゆっくり入園。ホッキョクグマ舎へ到着すると、今朝はガラスの曇りもなく(すでに消えたのか?)、ミカ(オス/1歳)はプールで弾けて遊んでいました。前日と同じパターンですね。

おもちゃでしばらく遊んだあとは、地面のある放飼場の方へ移動し、草地でスリスリしていました。

カールスルーエ動物園の放飼場はとても広く、平地あり、斜面あり、高低差のある段差あり、深いプール、浅いプール、滝ありとバラエティに富んでいます。1歳ともなると、離れて遊ぶ時間も多いですが、必ずお互いの姿が確認出来る位置にいるようです。
お母さんのヌカ(左/9歳)にじゃれつく、息子のミカ(右/1歳)。1歳1ヶ月のミカは、下の犬歯が大人の歯に生え変わり、伸び始めている時期。犬歯が小さいと見た目も少し可愛らしいです。

朝の遊びが終わり、少しひといきつくと、ミカが母親の胸に顔を寄せ、授乳の催促をし始めました。ミカが数回鳴いたので、また授乳が見られるかな?と期待しましたが、この時はヌカが授乳をスルーしました。ヌカが写真右下方面を見ていますが、そこには屋内に通じる扉があるようで、親子はよくこの階段下に降りていき、しばらく上がってこなくなります。
写真下中央には、どちらかがした糞がありますが、コーンの粒がたくさんありました。

12時10分。屋上から餌が投げ入れられ、ガイドが行われます。始まる合図として、金属の棒を拍子木のようにカンカーン!と鳴らします。何か舞台が始まるような感じで面白いなと思いました。
ヌカは立ち上がり飼育員さんを見て、ミカは先に投げられた餌に夢中です。

喜んでムシャムシャ食べる野菜類。レタスの横にあるのは、サイズ的にズッキーニかな?と思われます。

セロリもムシャムシャきれいに食べるミカ。

他にトウモロコシ、トマトも。これら野菜類は1日目と同様だったので、定番メニューかもしれません。

途中で白い段ボール箱が2つ投げ入れられました。

中に入っていたのは肉。観覧者がたくさん居たのと、2頭の動きがあまりに素早く、リアルタイムでは鶏肉かな?と思っていましたが、後で撮れた写真を見返すと、どうやら白い毛のついたウサギの半身のようです。毛のついた状態でまるごといただけるというのは、野生動物にとっては幸せなことでしょう。取り合うことなく、それぞれ1箱ずつ中身を取り出し、離れた場所に持っていって完食していました。

午後からはまったりタイム。再び見えないエリアに行ってしまったので、この時間に他の動物舎を巡ります。

ユキヒョウ舎は、ホッキョクグマ舎のすぐ隣。いろいろな国の園館のユキヒョウ舎を見て回り、初めて天井のないユキヒョウ舎に辿り着きました。もちろん「高さのある柵」「返し」「電気柵」があります。どこを探しても「個体名」はないようで、愛称はわからず。繁殖期ということもあり、2頭は鳴き合い、檻越しに近づいたりしていました。屋内外は出入り自由なので、観られない時間も多い。放飼場はとても広く、ほぼ岩場。ユキヒョウが動いていれば探しやすいが、動いていなければ探すのに難儀という体験が出来ます。

Chinese Leopard (キタシナヒョウ/ノースチャイナレオパード)のTaohua(タオフア)メス。
先月までパートナーのDschingis(ジンギス/2007年8月24日ハーゲンベック動物園生まれ)がいましたが、加齢に伴う疾患が悪化し、右後ろ足に体重を完全に支えること難しくなってきたとのことで2025年11月26日、麻酔下での検査の中、安楽死の措置。ジンギスとタオファの間には4頭の子が誕生したようです。アムールヒョウのように、体毛は長いようです。

そんなタオファが熱い視線を送っていたのは、ガラス張りで公開されている調理場です。ちょうど餌の準備をしていたところに出くわしました。白い毛のついた状態のウサギを、個体に合わせて調理(カット)している様子を、幼い子どもたちもじっと観察していた、教育の現場でした。

こちらはチンパンジーの長老Benny(オス/推定1967年生まれ 58歳)。ガラス越しに見た人間の幼い子に、そっと手を近づけるなど、とても穏やかそうなタイプ。幼いベニーがカールスルーエ動物園に来園した頃は、園長夫妻から子どものように愛されたとか。動物園歴55年というベテラン個体。

類人猿の獣舎には、「静かに」のマークがある動物園が多い。

シロガオサキのオス。カールスルーエ動物園では、放鳥されている館内で放し飼い状態でした。ワオキツネザルやリスザルなどはよく体験しますが、シロガオサキを間近で見るのは初めて。ふれあうことはないですが、近すぎるとちょっと緊張感。

なんの写真?という感じですが、真っ暗な部屋の中に無数のコウモリが飛んでます。ボケて写っているコウモリ、まったく写らないコウモリ。真っ暗で、こんなにたくさん飛んでるのに、決してぶつかってこない!という体験が出来ます。これ、ちょっと面白いです。

さて、そろそろホッキョクグマ舎に戻りましょう。
14時20分。ヌカとミカは片方の大放飼場にいて、飼育員さんは小放飼場の清掃、おもちゃ交換をしていました。最後にコンクリートの台の上に、黄色い粉を撒いていた飼育員さん。それを隣から観ているミカ。容器は「白コショウ」だったので、中身とは違うと判断。ターメリックかな?と思いましたが、結局確認することは出来ませんでした。

準備が完了し、きっと親子を移すために扉が開くに違いないと、じーっと待ちますが、まったくその気配なし。

15時を過ぎても、何も変化なし。ミカもヌカも、扉とガラス前を行ったり来たり、そわそわ待ちくたびれた感じです。15時過ぎの行動は2日前も同様でした。そろそろ時間の都合上退園しなければなりません。黄色い粉の正体、その反応が気になりますが、ヌカとミカとはさようなら。

楽しい3日間をありがとう。

ホテルに戻り、預けておいたスーツケースを受け取り、カールスルーエ中央駅に向かいます。
歩道の横は動物園。壁がずっと続いています。通用門のところからは、ユキヒョウやレッサーパンダが見えるところもあります。

16時59分発のICEに乗車→フランクフルト空港駅へ。

フランクフルト・エアポート・マリオット・ホテルで宿泊。

ロクシタンのハンドクリームセットのプレゼント。

設備は申し分ないのですが、トイレットペーパーの位置が真後ろというところが・・?
トイレットペーパーの位置問題は、いろいろありますね(笑)






コメント