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【円山オオカミず862】母ミナの訃報と個体紹介


昨年(2022年)12月12日(月)に、鹿児島の平川動物公園より札幌市円山動物園に来園した、シンリンオオカミのカエデ(左)とジュリ(右)。まもなく来園から1ヶ月となりますが、雪の中でも駆け回ったり、あちこち探検したりと、すっかり落ち着き楽しんでいる様子です。ある日突然、家族と離され、移動となったわけですが、まさかその16日後に母が亡くなるとは・・・

(ミナ/2022年9月2日)
カエデとジュリの母ミナ(写真)は、2014年5月6日に旭山動物園で生まれた、ケンとマースの娘です。2022年12月28日(水)に急性胃拡張のため、8歳7ヶ月で亡くなったそうです。
平川動物公園HP シンリンオオカミの死亡について 2022年12月29日


シンリンオオカミ ミナ(メス)
2014年5月6日 旭山動物園生まれ (父ケン 母マース)
2016年4月17日 平川動物公園に移動
2018年5月11日 ロジック(オス)との間に4頭(オス2・メス2)出産 (ケイテンアイジン)
2018年7月27日 アイ死亡(生後2ヶ月)死因不明
2018年7月31日 テン死亡(生後2ヶ月)頭部外傷のため
2018年11月16日 ケイ死亡(生後6ヶ月)外傷のため
2019年2月27日 ロジックが肺腫瘍のため死亡(享年8歳10ヶ月)
2019年11月6日 円山動物園からショウ(オス/8歳)来園
2019年11月12日 ジンは群馬サファリパークへ移動
2022年4月28日 ショウとの間に5頭(オス1・メス4)出産 (ゼンジュリヨモギカエデシズク)
2022年12月12日  ジュリカエデが円山動物園へ移動
2022年12月28日 急性の胃拡張のためミナ死亡(享年8歳7ヶ月)


旭山時代では、両親兄姉に囲まれ守られつつ、賑やかに成長し、平川時代も出産・育児に奮闘し、悲しい別れはあったものの、幸せな時間はたくさんあったと思います。


ミナという名前は、アイヌ語由来で「笑う」という意味があります。きっと家族や来園者をたくさん笑顔にしてくれたはずですね。残された子どもたちも、ミナから受け継いだ大切な命を全うして欲しいと願います。もちろんショウも。


母の死を知らない、カエデ(左)とジュリ(右)は今日も元気に成長中。最近は柵越しに、よく顔を見せてくれています。


ジュリとカエデの紹介看板も、体重・頭胴長・尾長が加わり、さらにグレードアップした内容になっています。生後4ヶ月の時は、明らかにジュリの方が大きいなあと感じましたが、カエデも随分立派になり、頭胴長を見るとジュリよりもカエデの方が大きいですね。体重は1kg違い。

あれあれ、円山時代のショウのサイズを超えていますよ。(※体重は季節によっても変動します)

ジュリは尻尾を高く上げていることが多く、カエデは尻尾を足の間に巻き込んでいるのをよく見ます。


裏手に飼育員さんの姿を見つけると、そわそわMAX。屋内でリンゴ(半分)をもらって、飛び出てきたカエデ。


それぞれ離れたところで食べます。(ジュリ)


おそらく、飼育員さんが来るのを待っているカエデ。

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