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エゾオオカミ 捕獲された場所と標本


絶滅と聞くと、エゾオオカミを思い浮かべます。明治20年頃に絶滅したそうなので、もちろん実物を見たわけではないのですが、標本として残されているエゾオオカミが捕獲された場所が、現在も白石区内に標されています。


白石区内には「白石歴しるべ」として、各所にこういった歴史を知るサインが設置されています。白石歴るべでは、この場所で明治10年(1877年)にエゾオオカミが捕獲されたということです。当時はまだ、エゾオオカミも多く居たでしょうに、その後10年程で絶滅したということになります。


こちらはその、北大博物館内に展示されているエゾオオカミの剥製標本です(2009年撮影)。奥の白っぽい個体が白石区で捕獲されたエゾオオカミ。博物館の説明板では明治12年に捕獲とあり、2年のずれはありますが、それはおいておいて・・。絶滅に導いてしまったことや、その時代のことを、知らない世代にも知るきっかけになる大切な資料だなあと思います。
手前に座っているのは、エゾオオカミのメス。(1881年(明治14)6月に豊平区付近で捕獲された個体)


以前から、この場所に「捕獲された場所ポイント」が立っている事は知っていましたが、今回ようやく訪れることができました。周囲の建物も建て替えられたりして、風景が変わっていますね。

立っている場所:札幌市白石区中央1条3丁目32

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