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ユキヒョウ物語 658



リアン

おや?リアンちゃん。
もうお母さんはとっくに、屋内に入ったけれど、あなたは入らないの?
うろたえるでもなく、凛として佇むリアン。
寝起きだから、まだ体が動かないのかな。
小さな頃から、母と離れる時間も長いせいか、平気そうです。
安全な飼育下だからかもしれませんが、これもちょっと特徴的。


リーベ

数十センチ離しておかれた、肉の山。
今日は、馬肉+鹿肉。
先に入ったリーベは、片方の山だけを食べます。
これもまた、特徴的と思える行動。
どちらにも口を付けていいのに、それをしませんでした。
ちゃんと、リアンの分には手をつけず、そのままです。
今度はもうひとつの扉が開けられ、リーベは外に出て、リアンを迎えに行きます。
ようやくリアンのお帰り。
急ぐでもなく、落ち着いた入室です。(まるで、気品溢れるお嬢様(笑))

リアン肉

ゆっくりと、お召し上がりでした。

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