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【間もなく閉店】もりやまに名物ジンギスカンやきそばを食べに

2025年10月19日(日)に64年の歴史に幕を下ろすことになった円山動物園内の老舗食堂「ファミリーショップもりやま」。閉店を惜しむ人や初めての人など、お昼前後は特に多くの人で賑わっている様子です。10月も中旬になってくると円山の紅葉も始まり、カツラや桜、ツヅジの葉が色づいてきました。そんな秋の深まりが一層寂しさを募らせます。

混雑するだろうお昼は少しずらして訪問。ケースの中のメニューのラインナップを見ても、なかなか種類は豊富。

「とうきび揚げ」ってなんだろ?と思いつつ・・・

店頭にのぼりが立っている「北海道 ジンギスカン 焼きそば」は、もりやまおすすめメニューなので、これを食べないといけません。

らーめんの立体看板も気になるなあ。

まずはレジカウンターで食券を購入します。現金のみの対応。
壁紙は動物柄。コロナ禍以降からの感染予防対策や、廃棄プラスチック削減宣言など、いろいろ時代を感じる張り紙がたくさん貼られています。

屋外が少し肌寒くなってきたので、屋内のテーブルでいただくことにします。
屋内には円卓と椅子が並び、テーブルの上にはビニールのテーブルクロスが掛けられていました。今でも使われている家庭もあるかもしれませんが、とても懐かしく感じるテーブルクロスです。
食券の半券をテーブルに置いて、運ばれてくるのを待ちます。
テーブルについた途端に、みるみる席は埋まりあっという間に満席になっていました。お昼をずらしても、大盛況のようです。

待っている間に、お水や温かいお茶をセルフサービスで。

ここかしこに懐かしさを感じるアイテムが揃っています。

壁にはメニュー以外にもいろいろ掲示されているので、ひと通り読みたくなります。

窓ガラスには、ホッキョクグマ館オープン時のポスターも貼ってありました。ポスターの個体はデナリです。デナリも7年この場所にいたんですね。

注文から10分したところでジンギスカン焼きそば(780円税込)が運ばれてきました。
道産小麦を使ったもちもち食感の少し太めの麺。羊肉が薄切りで食べやすく美味しい。玉ねぎ、ニンジン、ピーマン、しめじ、コーンがたくさんトッピングされ、紅生姜が添えられていました。
銀色のお皿が、いかにもジンギスカンらしく、道外の人にも北海道感を味わってもらえそう。

小さい容器に入ったソースが添えられているので、お好みでかけてもよし。ソース味が強まります。手が汚れた時のためにお手拭きもいただけるのが有り難い。

スープはプラスチックカップに入っています。ちょっと焼きそば弁当をイメージしてしまう(笑)。

ジンギスカンやきそばとほぼ同じ時間に運ばれてきた、バターコーンラーメン(960円税込)。
これがまた実に予想を超えた美味しさ!トッピングのバターを溶かし、コクが増したとろみのあるコーンスープの中に、こちらも少し太めの麺がたっぷり入り、スープによく絡みます。肌寒くなってきた季節にはたまらない一品。飲み干してしまうレベルのスープです。
どちらもリピートしたくなる一品ですが、それが出来なくなるのは実に残念です。

これからも長く続くだろう円山動物園の歴史の中で、64年も永く続けてこられた老舗店「ファミリーショップもりやま」に敬意と感謝。
10月19日(日)閉店の時間まで、多くの方が美味しい思い出となる一品を味わえますように。

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