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旭山動物園よりライオン「イト」とダチョウ来園「クレイ」は初雪体験

冬の寒さになりつつある11月。11日は札幌平地でもいよいよ初雪となりました。11月6日(月)~10日(金)まで5日間の休園期間中の11月8日(水)午後、旭山動物園からメスライオンの「イト」とオスのダチョウが無事来園しました。新しい仲間が増えて、にぎやかになっていくアフリカゾーンが楽しみです。
休園明けの11月11日(土)は、風も吹き冷え込んでいましたが、少し日差しもあり、ライオン舎の屋外への扉が開放されました。イトはまだ非展示ですが、クレイは元気に出舎し、しばらく屋外で過ごしていました。

カバ・ライオン館のライオン・ブチハイエナ屋内展示場は、再び閉鎖されたため、中には入れません。

写真は母イオ(左)とイト(右)。イオは1歳10ヶ月でオリトと同居を始め、2歳3ヶ月で初めての出産(フウ・レイ・イト)を経験。とても若いお母さんとなりましたが、3姉妹を愛情深く立派に育て上げ、子ライオンから、素晴らしい母ライオンへと成長を遂げました。
私が見る限り、3姉妹のうちのイトは、フウ・レイに比べて少し控えめなタイプで、少し離れたところで冷静に見ている、フォローの達人(人じゃないけど)。イオの行動も一番よく見てマネていたと思います。オリトのお尻に関しても、フウやレイなら大胆に噛みに行っても、ニオイチェックに留まるのがイト。噛まない代わりに、本当によくニオイを嗅いでいたのを思い出します。

控えめだったイト(上)も、成長するに従い、最近では大胆に姉妹と遊んでおり、頼もしく感じていました。

イトよりも4ヶ月年上のクレイ(写真)と、近い将来同居が叶うといいですね。猛獣同士なので、心配はつきものですが、上手く進むことを期待しています。

クレイはとべ動物園から10月11日(水)に到着した個体。ちょうど円山動物園に来園してから1月が経ちました。10月23日(月)からは屋外練習開始。10月30日(月)からは屋内展示開始と、順調に慣れてきてくれています。

そして今では、屋外のあちこちを探検するまでになっています。雪が積もってしまう前に!との願いが叶って良かったです。

とべの時より、もっと近くにエランドの姿を見るクレイ。きっと大きさも感じているのでは?エランドは意外と大きいよ。

エランドのオペル(メス/11歳)も、空きマスだった隣に活発な若いライオンの姿を見て、少し活気づいてくれるかもしれません。

とべ動物園からの移動の最中、移動檻の中で右肩と右腰のあたりに、少し擦れた箇所が出来てしまいましたが、そこの毛はだいぶ伸びてきて、目立たなくなってきています。

プライドロックの上にも、何度か上がっていました。リッキーの次世代ライオンがこの場に立つ姿を見られるとは、感慨深いです。

クレイとイトの家系図です。

イトと一緒に来園したダチョウも、キリン館1階に入居済み。現在1階は閉鎖され、姿を見ることは出来ません。冬は鳥インフルの問題もあり、屋外に出ることはないかも?しれませんが、屋内展示は近く始まるかもしれません。
円山動物園HP ダチョウのオスが来園しました

今回はライオンとダチョウの2頭同時に来園するという、少し珍しいケースでしたが、搬入作業は同時進行で行われたそうです。ダチョウが搬入時に興奮してケガをしないように、危なそうな場所には、事前に毛布がたくさん巻かれ、クッションを作られていましたが、特に興奮することもなく無事に屋内に入ってくれたそうです。

円山動物園に来園したダチョウは、黒い羽の1歳のオス、旭山動物園では「あか」と呼ばれていた個体です。わかりやすく右足に赤いマークがついていました。円山来園時の現在もまだついているそうです。

旭山動物園の個体紹介。

2022年6月9日、旭山動物園訪問時に撮影した写真です。「あか」と呼ばれていた5月27日生まれ、6月7日生まれ、6月9日生まれの個体が揃っており、お父さんのライフルの羽の下で温められて育っている様子を観られました。
今回来園した「あか」が円山でも繁殖してくれたら嬉しいですね。円山動物園では2011年6月16日に亡くなったバロン以来のオスのダチョウです。

2023年11月11日(土) 主にクレイの屋外での様子です。

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