(Tao the Asian Elephant, female 1 year old ,Sapporo Maruyama Zoo, 2025.08.05)
暑かった夏もそろそろ終盤を感じさせる北海道。夕方から夜にかけては涼しくなってきました。2023年8月19日、夏生まれのタオ(メス)にとっては、毎年夏が節目の時。ちょうど世界ゾウの日も8月12日、夏イベント「氷のプレゼント」も重なり、楽しいこといっぱいの8月になりました。
暑さには強そうなイメージもあるゾウですが、やはり猛暑の日は日陰となる屋内に入ることが多いなど、猛暑時の直射日光は、多くの生き物にとっては厳しいものなのかなと感じました。
ゾウたちも砂を被ったり、泥浴びをしたり、水浴びをしたり、耳をパタパタしたりして、整えているようすでした。
2025年8月5日(火)。今年の「氷のプレゼント」はゾウたちも対象となり、タオには初氷イベントでした。日常の中で小さめの氷をもらったりしたことは過去にもありましたが、大量のクラッシュアイスや、果物入りの大きな氷は初めてです。大人ゾウたちは、すぐに食べられるものがないので、「な〜んだ」という感じでしたが、タオは感触を楽しんでいたようにも見えました。
2025年8月12日(火)。世界ゾウの日には、今年も屋内メイン放飼場に、間伐材がたくさん用意され、森が再現されました。短時間で仕上げるために、多くの人の力が必要となる作業です。
2024年に初めて行われた時には、もう少し木々の量が少なかったのですが、今年は量も丈もパワーアップした感じです。
こちらが昨年(2024年8月12日)に作られた森。
昨年と違い今年はシュティンとは別居していることもあり、入ってくる扉が違いました。
一度体験済みだからか、タオも戸惑うことなく、先頭で入ってきました。タオの姿も見えづらいほどの密度の高い森が、少しずつ倒れていく様子が面白かったです。
幼い子どもはいつも大人ゾウに守られるゾウ社会。どんなコミュニケーションを取っているのか、タオを中心に鼻を絡ませていました。
雨の日や、雨上がりの日はテンション高めのタオ。2歳の誕生日(8月19日)を過ぎても、未だプールデビューは果たしていませんが、水たまりでは絶好調です。
タオの足裏の爪は、ひび割れた感じに見えますが、大人に比べれば柔らかく、伸びたり削れたりしているのでしょう。
大人ゾウたちは、定期的に爪切りが行われていますが、幼いタオには、まだその必要がないということで行われていません。いつ頃から始まるのでしょうね?
プールサイドでもよおすと、わざわざくるりと向きを変え、オシッコ&フンをプールに向かってするタオ。8月はいろいろな初体験が多く、大きく成長した月になったことでしょう。
氷のプレゼント、世界ゾウの日イベントを中心に、最近のタオの様子をまとめた映像です。
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