そろそろ生きた動物に行きましょう。カピバラたちは、人との距離がとても近い場所にいました。餌をもらえる時間帯だったので、みんなそわそわしていました。
ニシチンパンジーのサクラちゃん。ラクテンチでは一番のご長寿だそうです。
テナガザルのきなこちゃん。頭のてっぺんだけ黒いポイントがあり、とても可愛らしいです。
さてついにやってきました、元ホッキョクグマ舎です。現在はペンギンが飼育されています。右側の薄緑色の四角い獣舎も現在はコンドルが暮らしていますが、こちらもホッキョクグマの放飼場として使われていた場所だそうです。どちらもペンギン用、コンドル用に改修されています。
裏側にはとても古い通路のような施設も見えます。
こちら側でお父さんのシローとお母さんのクーニャが同居したり、クーニャとララ・ルルが過ごしていた場所。
コンドル放飼場を覗き込むと、プールだった箇所(手前)もあり、奥には寝室らしき部屋も見えます。隣でクーニャが子育て中、シローはここで暮らしていたのでしょう。
円山動物園へ移動したララは、世界の熊館で両親と同じような体験をしたということになりますね。
今の時代の獣舎からみると、とても広いとはいえない獣舎のサイズ。だからこそ飼育されるのを断念されたのかもしれません。ララとルルが移動後に、シローもクーニャも他園へ移動しています。
シロー、クーニャ、ララ、ルルを思いつつ、離れがたいラクテンチ内をもう少し散策。懐かしい写真が数々展示されている場所がありました。
まさに昭和時代。
ラクテンチは1929年(昭和4年)に開園した施設なので、今年(2024年)で95周年を迎えられました。ちょうど90周年の節目で作られたポップがありました。
こちらのゾウさんもはな子さんでしたか。全国にはな子さんは何頭いたでしょうね。チンパンジー、ゴリラ、キリン・・昭和の動物園ならではの風景がある中で・・・
なんと!これは!!日付まで入っているので間違いない、ララとルルとクーニャですね。
ララ・ルルは1994年11月20日生まれなので、ちょうど生後6ヶ月。
そして今のペンギン舎。このペンギンが立っている場所が・・
ララとルルのどちらかが立っているところ。塗装はされていても壁の模様は変わりません。29年前には確かにここにホッキョクグマの愛が存在していた。想像するだけでお腹いっぱいな聖地巡礼めぐりとなりました。ホッキョクグマが生きるには厳しい世界になりつつあるけれど、少しでもたくさんの命に繋がりますように。ホッキョクグマだけじゃなく、全ての生きものにも。
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